Monthly Archives: 3月 2012

北上町十三浜の(株)木村水産様 (2)

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

北上町の十三浜で事業再開に向けて奔走されている木村水産さまの続報です。
(前回は、2月22日の記事で水産加工の資金調達についてレポートいたしました)

今回は、木村水産様で取り扱っている商品をご紹介させていただきます。

まず、被災地応援ファンドに参加されている、木村水産様の「めかぶファンド
ですが、おかげ様で目標の90%のところまでご支援いただいております。
全国の投資家の皆様に心より感謝申し上げます。

めかぶが獲れるのは3月と4月のみで、この時期に仕入れができないと
廃業となってしまいます。
木村水産様ではめかぶとワカメの資金で仕入れをして出た利益で、
少しでもウニの仕入れが出来ればいいなと考えていらっしゃいます。

被災地応援ファンドの「めかぶファンド」は3月末〜4月頭頃までに
ご支援いただけると木村水産様の事業が継続でき会社も助かりますし、
10〜15人分の新たな雇用が生まれ、十三浜の復活にもなります。
引き続き応援の程よろしくお願い申し上げます。

現在、木村水産様では事業再開をめざして「めかぶ」と「わかめ」の
小さな額の仕入れから、製造、販売を始めています。

工場長の武山さんが、午前4時に起きて市場に仕入れに向かいます。
そして、朝8時からスタートするパートさんの加工のお仕事は、まだ
少量の生産なので午前中の早いうちに終了するそうです。

高品質の三陸の美味を全国にお届けできるようにと、本格的な生産体勢で
スタートできる日のために、毎日仕入れと加工と販売に奮闘されています。

これからの春から夏にかけての5〜6月は「ウニ」が旬になりますが、
例年通りの漁が可能かどうか、まだ海の見通しが立っていないそうです。

十三浜の漁場は天然の漁場で、ここで育つウニは海苔や海藻を食べて
大きくなります。

昨年の津波で大量のウニと海藻が流されたため、現在、浜で成育中のウニに
どのくらいの身がついているのか、陸に上げてみないとまだわかりません。

いざ開けてみたら例年より実入りがよくない、色がよくない等、思うように
いかない場合も覚悟しておかねばなりません。

今年の三陸の海の状態がどうなるか、漁場は天然のものなのでいまの段階では
まだわからないそうですが、よい状態であることを願っています。

今年は海が綺麗なため色々な種類の海藻が岩の表面についています。しかし、
ウニは海底にいるので「うまい具合に」海苔を食べているのか、例年通り漁が
出来るのか、漁師さん達は心配しています。

宮城県漁業協同組合連合会は、海を見てウニ漁ができるかどうかを決めます。
漁のできる日を「開口日」と言います。漁師さんは漁協連の決めた開口日に
漁に出てワカメやウニを獲ってきます。

開口日は、各浜のトップである「開口委員」という方がしょっちゅう海と
漁場の状態を眺め、各漁協の支所と相談して決めています。

十三浜にはそれぞれの浜に1人づつ13人の開口委員がおり、宮城県全体では
浜の数だけいるので正確にはわかりませんが、何百人もおられるそうです。

漁場によって、良いものと良くないものとがあるので、買い人さんが漁場を
入札し、加工会社がその浜で水揚げされた原料を仕入れます。

漁協の支所の数だけ入札があります。宮城の場合は唐桑から牡鹿半島まで
欲しい浜を値段をつけて買うのだそうです。北上町の漁場なら十三浜、
南三陸なら志津川の浜が入札されます。

木村水産様では、やはり地元の十三浜の漁場にこだわりたいので、十三浜に
入札したいということです。

昨年の3月11日は「ひじき」の開口日でした。
漁には潮時があってひじきは満潮時には獲れません。干潮時に獲りますので、
あの日は午前中から昼までに漁を済ませていました。午後まで海に出ていた
漁師さん達は沖へ逃げて津波を免れたそうです。

めかぶとろろ

めかぶとろろ。本当はこの上にさらに透明の蓋があります。外して撮影しました

あり合わせですが、器に盛りつけてみたところです。量はもっと沢山入っています

うにめかぶ。めかぶの量が少ない分、容器も二回りくらい小さいです

焼きうに。このように袋に入っています

袋から取り出すとこんな感じです。中までぎっしり詰まっているのにびっくり

木村水産様の取り扱っている商品をご紹介いたします。
先日の記事の後、木村水産様から生産されている商品の一部を
送っていただいたので、数人で試食させていただきました。

私はとろろめかぶとうにめかぶ、焼うにをいただきました。

正直思いがけない美味しさに、全員が驚きました。

「めかぶとろろ」は私が普段デパートやスーパーなどで購入する
ものとはぜんぜん違った「歯ごたえ」と、鮮烈な磯の風味が感じられます。
普段そういうのが苦手な人も、これは食べられると言っていました。

いつもはめかぶをすすんで食べることがない人も「毎日食べられるかも」との感想です。

こんなに鮮度高い、磯の香り豊かなめかぶがあったのだと
本当に感動しました。

めかぶの加工法を木村水産様へ伺ったところ、生のめかぶを
専用スライサーでカットしボイルすると、鮮やかな緑色に
なるのだそうです。

めかぶのぬるぬると、シッカリした歯ごたえを残す煮方が
木村水産様のこだわりで、「加工会社によって差が出る」
部分だそうです。

「うにめかぶ」は味つきですが、これも美味しかったです。

味付けには木村水産様自家製のかつお出汁を使用していて、
めかぶの上に乗っているうには、チリ産のうにになります。

三陸産のものを使いたいところですが値段が高くなるため、
外国産の中では色もよく、味も良いチリ産であれば、
1年を通じて購入し易い価格でご提供できるからです。

そして「焼きうに」も、とてもとても美味しかったです。

三陸産のうにを一つ一つ手作業で形がくずれないように
丁寧に取り出し、ほっき貝の殻の器にぎっしり詰めたものを
じっくり焼くのだそうです。

1つの焼きうにに、7〜8個のうにが使われています。
詳しい方法は秘密ということですが、火加減が味の秘訣
なのだそうです。

焼かれることでうにの味がいっそう濃厚になっているように
感じました。

調味料や添加物は一切使っていないのでうにだけを味わえ、
1つでかなりのボリュームがありましたので、うに好きには
たまらない逸品だと思います。

これらの商品を一度食べてしまうと、三陸の浜をずっとずっと
守り続けていきたいという気持ちが一層強くなりました。

この味を末永く残していければと願っています。

 
東京サポート本部 佐々木

木村水産様の事業再開の最低ラインの30t(1,000万円)の仕入れ資金となります。

セキュリテ被災地応援ファンド
http://oen.securite.jp/

木村水産めかぶファンド
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=221

木村水産様のほかにも、参加されている企業様がいらっしゃいますので、
「是非とも東北の企業を応援したい!!」という方はぜひホームページを
ご覧になってみてください。

どうぞよろしくお願い致します。

Posted in 宮城県石巻市北上町, 支援活動 |

被災地の女性達に、maNara化粧品をご支援いただきました

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

震災後から避難生活と復旧活動で肌荒れのひどかった女性達に、
(株)ランクアップ様よりスキンケア化粧品をご支援いただきました。
また、生活用品や食料品、コンタクトレンズ、仕事用合羽など沢山の
ご支援をいただきました。

(株)ランクアップ様の「maNara化粧品」は、全商品完全無添加にこだわった
「肌に安全で効果が実感できる」ことで有名な化粧品です。
今回は大槌町と北上町の女性達のところに届けられました。

化粧品のご支援のほかにも、震災直後から福島県、宮城県、岩手県に継続的な
ご支援をいただいております。

化粧品1つのご購入から10円募金をずっと続けてくださっています。

また、社員の皆さまも毎月被災地に出向かれ、がれき撤去のボランティアにも
ご参加くださっております。

ホームページにも社員の皆様のボランティア活動レポート、被災地支援の
ご様子が掲載されてございますので、ぜひご覧になってみてください。

マナラ化粧品公式サイト
http://www.manara.jp/

ご支援いただいた「maNara化粧品」をお使いになった大槌町の皆様から
御礼と感動の声が届きましたので、一部をご紹介させていただきます。

まず、大槌町代表の土沢さんと町の男性陣が驚いていらっしゃったことがあります。

それは、女性の方々が化粧品でとても明るく元気になり、その笑顔で家族も町も
明るくなった、ということです。

正直、化粧品でこんなに女性が元気になるなんて思ってもみなかった事でしたので
大変驚いたそうです。

震災後は生活状況も大変で、お肌も荒れ放題でぼろぼろでしたがランクアップ様の
化粧品を使いはじめてから、特に若い方がびっくりするくらい肌が綺麗になられて、
気持ちも明るくなり、旦那さん達が虫がつかないか心配になっている、とのことです。

女性が綺麗になって明るくなると、男性も家族のために復興がんばるぞ!と
元気になるみたいです。

思っても見なかった素晴らしい効果に大槌町の男性達が感動されていたそうです。

土沢さんから写真と御礼のメッセージをおくっていただきました。

 

越田さん

千葉様の奥様

三浦様の奥様とお孫さん

岩崎様

川崎様

沢山の高額な化粧品、食品のご支援感謝いたします。
頂いた化粧品は、皆様に配布完了致しました。
何人か写真を撮りましたので、添付致します。
私は、男性ですので、女性の方々の喜び様にビックリ
しました。化粧品の力はすごいですね。

最初に配布した。何人かの方々との会話です。
(高級な化粧品だから毎日わくわくしながら、使って
いるよ。近所の人さ何か、綺麗になったなと言われた、
うれしいがなー)と言って自慢していました。(笑)

あと、何人かは、ご支援頂いている状態で言いにくいですが、
正直に(後何個かほしいな、ファンデーションがあると
助かるかな)という声もありました。

皆さん、ハイテンションで喜んでいました。みんなの笑顔は
町を明るくしますね。本当に有難うございました。

越田さんは町内の浸水地域に住んでいらっしゃいます。
震災時は役場職員として、避難誘導等して避難し、震災後も
皆さんの為に頑張っていました。

旦那様は消防団員でしたが、救助作業中に津波の犠牲になり
お亡くなりになられました。大変やさしい人柄の良い方で、
私も悔しさ、悲しさでいっぱいです。ご家族の皆様は、
頑張って前に進んでいます。

大槌の桜木町と言う浸水地域に住んでいる千葉様の奥様。
自宅を修繕され、現在は、私のしているご支援いただいた
物資の配布を夫婦でお手伝いして頂いています。
私も何べんも助けられています。頼もしい笑顔が素敵な
ご夫婦ですね。

三浦様の奥様は町内の新町に住んでおられました。住宅は
津波で跡形もなく流されました。8人家族で高額な光熱費等で
大変ですが、いつも笑顔で挨拶をしてくれる家族を支える
やさしいお母さんです。

4枚目は隣町の釜石市の鵜住居町に住んでおられた岩崎様です。
津波で自宅は、跡形もなく流されました。ご家族は皆さん
無事で、日々保険屋さんの仕事で皆さんにやさしい笑顔で
話してくれます。

大槌町の隣町の釜石市に住んでいました川崎様です。
津波により自宅、車を失いました。前向きな性格で皆様に
元気を与えてくれています。

そのほか沢山の方々に配布しました。若い子達は恥ずかし
がって、写真無理でした。何人かの方々にも(私の顔は写真
無理だー、オショース(恥ずかしの方言)って無理でしたが、
皆さん大変喜んでいました。

 
大槌町代表:土沢孝弘

Posted in 岩手県大槌町, 支援活動 |

岩手県大船渡市の(株)浅野青果部様にオフィス支援物資をお渡ししました

支援者のみなさま
いつもありがとうございます。
代表の金野です。

今日は、大船渡市の㈱浅野青果部様に全国からのオフィス支援物資をお譲りさせて頂きました。

積み込まれたオフィス用品

積み込みの様子

ボールペンやクリアファイルなどの事務用品もたいへんありがたい支援品です

積み込み終わりました

(株)浅野青果部の方達

(株)浅野青果部様は本拠地が港にあるために津波の被害が
大きく、一年が経ってようやく仮設店舗のオープンに向けての
準備が本格的になりました。

支援させていただいた物資、子供たちへの遊具
組立て式デスク ㈱DRD 冨岡泰夫 様より
文具、事務用品 佐藤 博 様より
オフィス家具  東京TDC 様より
OA機器    青木 喜久子 様より 
文具、事務用品 ㈱Media Shakers様より
コピー機    小澤 美紀 様より
野球ボール   本田様、水口様より
トランシーバー 本田様より
デスク、イス ㈱エバタコーポレーション様より

被災した中小企業にとって事業再開はとても困難なものです。

デスクやイスはもちろんですが、棚や文房具なども一式揃えると
なると多額の資金が必要になります。

震災から一年が経った今でも、全国から届く支援物資に多くの
被災企業が助けられました。支援者の皆様に感謝の気持ちで
いっぱいです。
「大変ありがとうございます」

㈱浅野青果部のみなさまも支援者の方々に宜しくお伝えくださいと大変感謝されていました。

いま被災地では、小さな子供たちまでもが、感謝や恩返しなどの
言葉を発します。

本来であれば、年齢を重ねるごとに様々な困難の果てに感謝や
ありがたみや恩などを心に感じていくものだと思います。

東日本大震災では多くの子供たちが、前代未聞の恐怖を
経験しました。

身近な人々が亡くなり、家を失い、過酷な環境のなかで忍耐や
助け合いを学びました。

「生きる」ということを誰もが真剣に考えたのではないでしょうか。

先日、石巻工業・阿部翔人主将による甲子園での選手宣誓を
ニュースで拝見しました。

被災地はあまりに大きなものを失いましたが、彼の一言一言に
とてつもなく大きく強く光輝く希望が被災地には残されて
いるのだと強く感じました。

多くの子供たちが、復興の力になりたい、人の役に立ちたい、
地元のために働きたいと願っています。

これから志を持った多くの若者たちが、復興を願い社会に
出てきます。

ですが、今、被災地の地場産業は壊滅状態のままです。
私たちは、全身全霊を込めて地場産業の復活を成し遂げ
なければなりません。

純粋に地元の復興を願う子供たちが、笑顔で働ける職場、
環境を取り戻すのは、生き残った私たちの責務だと思っています。

事業再開は復興への大切な第一歩です。
事業再開が遅れれば遅れるほど人口流出は歯止めがきかなくなるでしょう。

現在もなお、被災地の多くの中小企業が、その一歩を
踏み出せずにもがき苦しんでいます。

被災地の事業再開への挑戦は、これから本格的になっていきます。
それに伴い多くのオフィス家具、OA機器、文具が必要になってきます。

私たち祈望メンバーも全力で地場産業復活を目指して頑張って参ります。
今後もどうか皆様の応援、ご協力をどうか宜しくお願い致します。

 
代表 金野

※現在、被災地では仮設事務所のためのプレハブが手に入らず、事業再開の
遅れている企業様がたくさんいらっしゃいます。オフィス設置場所の
プレハブも同時に必要となっております。

事業が再開できれば雇用も再開できます。皆様の応援をお待ちしております。

Posted in 支援活動 |

車のお届け完了しました。ありがとうございます

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
仙台支部 車輛担当のオートラウズ後藤です。

岡山県総社市役所様からお譲りいただいたアテンザセダンを、南三陸町の高橋様へ
先月25日にお届けしました。

高橋様は南三陸町の漁業農業協同組合市場で最年少、20代の競り人さんです。
津波でお家と車を流されてしまいましたが、
総社市様からご支援いただいたアテンザセダンで夢と希望をいただきました。

 
3月19日に気仙沼の小野寺様へ、神奈川県の角本様からお譲りいただいたモビリオを
お渡ししました。

気仙沼は、地震と津波被害と火災の被害で、いまだに道路の復旧ができていない地域です。
小野寺様の会社はちょうど火災の中心部の地区で、ひどい被害を受けたそうです。
モビリオで小野寺様ご家族に希望が生まれました。

車のご支援ほんとうにありがとうございました。

現在10件以上の車譲渡のお問い合わせをいただいていますが、3月、4月は自動車税の
期限で手続きが難しくなりマッチングが行えない場合もあります。
ご希望に添えない場合はどうぞご容赦下さい。

 
後藤

 

「ご支援ありがとうございます! 息子も大喜びです!久しぶりの愛車に家族一同 感激しています!」

小野寺さんのお子さんです。チャイルドシートを付けてよろこんでいました


Posted in 支援活動 |

「一歩」さんがリニューアルオープン

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

先月移転をお知らせしたお惣菜屋「一歩」さんが、リニューアルオープンしました。
 

移転した「一歩」さん


画面奥に見えるのは防災庁舎です


隣の店は武山さんの妹さんのお店だそうです。店名は「moko」モコパン


モコパンは手作りパンの店です。 クロワッサン、クリームパン、アップルパイ等々焼きたてを提供しています

南三陸の仮設商店街の家賃が月額7万円(家賃+撤去時の解体
費用として2万円を支払う)と高く、とても出店できないため、
今月から電気が通ることになった、南三陸廻館(まわりたて)に
有志の方々と共にリニューアルオープンすることになりました。

家賃が高いと商品単価に家賃分が上乗せになり、
被災地の皆さんにとって高いものになってしまいます。

被災から生活が再建するまでなんとか家賃を安くして欲しい、と交渉していましたがかないませんでした。

津波で更地のようになった町のど真ん中で、この一歩から、
また賑わいのある町にしよう、一から商店街をつくりあげよう!という挑戦です。

あの防災庁舎が見える町の真ん中になります。

隣には、手作りパンの店「moko」ができました。

どうぞ応援してください!

惣菜屋「一歩」
営業時間 11時~18時

3月12日現在のメニューはこちらになります。

  • とんかつ
  • 唐揚げ
  • メンチカツ
  • エビフライ
  • ヒレカツ
  • コロッケ
  • 串かつ
  • 白身魚フライ
  • かきフライ
  • 春巻き
  • たこ焼き
  • ライス
  • お弁当(予約注文になります)
  • ジュース類


 

Posted in 宮城県石巻市北上町, 支援活動 |

2012年3月11日の大槌町

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

震災から一年を迎えた、現在の岩手県大槌町の様子をご紹介します。

大槌町の土沢さんから、三日前の3月11日に撮影した大槌町の写真を送っていただきました。

(本日、三陸沖で震度4の地震がありましたが、大槌町の皆さんは全員ご無事でした。今日のは
「かわいい地震」だそうです。亡くなった方々の分まで必ず、絶対に生きます!とのことです。)

高台より撮影した大槌町内浸水地区高台より撮影した大槌町内浸水地区

高台より撮影した大槌町内浸水地区です。

左は大槌町の中心地、役場近辺です。右は海沿いに向かう道路沿いです

大量に積まれた瓦礫。この先の処理が課題になっています

高台で浸水をまぬがれた住宅地です。目の前は平地で、地震の度にまた津波が来るかと
不安が消えません。夜は外灯もほとんどなく、暗いです。

大槌町の仮設商店街
仮設商店街です。ご支援頂いた大坂屋菓子店様もお陰様で、沢山の全国の方々より
ご注文を頂いております。

 
現時点で大槌町の復興計画は、まだわかりません。土地問題、雇用対策は深刻です。

3月~4月で町内から移動する方は、かなりいます。仕事で回っていると多いですね。

人口減少は、深刻な問題です。私達個人店は、この先の商売を考えると不安で
いっぱいです。

しかし、その状況の中でも、次の世代の子供達に素晴らしい大槌を、そして、
忘れてはいけない沢山の方々が犠牲になった震災の怖さを伝えて、前に進んで行きます。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りしつつ、行方不明者の方々が一人でも多く
発見されることを願います。

笑顔で前に進んで、ご支援者の皆様に一つでも良い報告ができるように、日々
協力して頑張ってまいります。
                                      
土沢

Posted in 岩手県大槌町, 復興の様子 |

雄勝町、北上町の皆さんからのお礼メッセージ

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

震災から1年を迎え、被災地沿岸部ではここ数日慰霊式典と一周忌で多忙な日々となりました。

雄勝町と北上町の皆様から感謝のメッセージをいただきました。

市街中心部からかなり離れているため、震災直後も今もなかなか支援の届きにくい地域です。
特に今年は寒さも厳しく、厳しい生活が続いていますが、なんとか1年目を迎えることが
できました。

本当にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

大地を守る会さまより届いた野菜を仕分けしています。いつもありがとうございます


送っていただいた衣服を試着しています。沢山の方からお送りいただきました。ありがとうございます


住人の一部ではありますが年末に親睦会を開きました


送っていただいた物資で料理を作り、歌手の方に来ていただきました

3.11から一年が経ち、一から出直しで一歩一歩前進して
参りましたが、無からの出直しかと失望と無念の中、
全国各地からの支援を頂き希望に向けた歩みに加速することが出来ました。

また、見ず知らずの者の為にこれ程までの支援を頂き
一同皆感謝と敬愛の念にかられ、涙なくして、また、
口を揃えてよろしくお伝えくださいと申しておりました。

東北の人間は我慢強さが有り苦しみには強さを見せますが、口下手で感情を上手く伝えることは出来ません。

これからの我々の立派な復興でお返ししたいと思いますので、これからも御支援の程よろしくお願い致します。

 
雄勝町代表 大槻敏也

支援者の皆様

家族の一周忌や追悼式典で多忙な日が続き、ご挨拶が遅れました。

あの未曾有の震災から一年が過ぎましたが、まだまだ皆様の力を借りずにはいられません。
先が見えなく不安な毎日を過ごしている方も沢山いらっしゃいます。

辛く苦しい一年でしたがみんな少しずつ楽になることを
信じ、一生懸命前に進んでいます。
もう少し皆様の力をお貸し下さい。

今の被災地で頑張れる大人の起爆剤、これからの未来を
背負う子供たちへの協力をお願いしたいと思います。

これからも暖かく見守っていて下さい。
よろしくお願い致します!

 
北上町代表 武山英明



 

Posted in 宮城県石巻市北上町, 宮城県石巻市雄勝, 復興の様子 |

支援者の皆さまへ

支援者の皆さま
いつもありがとうございます。
代表の金野です。

一年前、東日本大震災によって、私たちは多くの尊い大切なものを失いました。
震災翌日、私が見た光景は変わり果てた街の姿でした。
今でも言葉では言い表すことができません。
正直、「復興は難しい・・・」そう感じました。

極限状態が続いていた日々の中で、私は日本の底力を感じました。
余震が続き、瓦礫だらけの危険な被災地に様々な形で支援頂きました。
苦境に立たされていた私たちにとって正に希望の光でした。
数々の純粋な善意にどれだけの人々が、折れそうだった心に勇気と望みを取り戻す
ことができたことか。

大変ありがとうございました。
震災からずっと助けて頂いたのに、私たちにはこの言葉しか見つかりません。

正直なところ、一年経った今でも私たちは復興と自社の再建で精一杯です。

でも、こうして立ち上がって前に一歩を踏み出せたのは支援、応援してくださった
皆様のおかげです。

感謝の思いでいっぱいです。

震災から一年が経ちますが、被害が広範囲に渡る被災地では、事業再建に踏み出せた
企業と、未だに先の見えない企業との開きが出てきています。

報道では復興が少しずつ進んでいるように見えますが、被災地の真実の姿は異なり
ます。

事業再開できない企業が、まだまだ沢山あるのです。
被災地各地では、失業した方々が生きていくために仕事を求め、人口流出も問題に
なっています。

祈望メンバーは、被災した企業様の事業再開を全力で応援するために集いました。
これからも被災地での事業再開には様々な問題が発生します。

でも、私たちは決して諦めることなく復興を成し遂げるその日まで戦い続けます。

皆様に改めてお願いがあるのです。

被災地での事業再開は今の国の力やシステムでは困難を極めます。
まだまだ、これからも皆様のお力が必要なのです。

パソコン、机、イス、棚、事務用品など事業再開に必要なオフィス用品をお譲り
頂きたいのです。

どうか幅広くお声掛けをお願い致します。

「みんなは一人のために」
「一人はみんなのために」

私は日本の底力を信じています。

東日本大震災では多くの方々が家族を失い、家を失い、希望を失いました。
その中で、助け合い、譲り合い、思いやり、心の大切さに改めて気付きました。

この困難を乗り越えていく子供たちの中からも多くの素晴らしい若者たちが育つと思います。
でも、今はまだ原石です。

いま日本は問われています。

私たちはこれからの日本を背負っていく子供たちに何ができるかを真剣に考えなければ
なりません。

私たち大人は、どんな困難にも立ち向かい、決して諦めない、一生懸命生きる姿を
子供たちに背中で見せなければなりません。

将来、子供たちが笑顔で働ける環境を取り戻すのは生き残った私たちの責務です。

次世代に希望の光を灯すことを願い祈り誓い私たち祈望は、これからも全力で頑張って参ります。

そして、皆様とともに復興を成し遂げたいと願っています。

 
代表 金野

Posted in 支援活動 |

大槌町の皆さんからのお礼メッセージ

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

明日、震災から一年を迎えます。

被災された方ならびにご家族の皆様に、あらためまして謹んでお見舞い申し上げます。

また、復興とご支援にご尽力くださっている皆様には、深く敬意を表するとともに、
祈望を通じてご支援くださいました皆さまと企業さまに、被災地の方々に代わり
心より感謝申し上げます。

震災直後からの被災地のニーズは刻々と変化してきました。
今後も被災地の様子に耳を傾けながら、支援の必要のなくなる日まで続けてまいり
たいと思います。

本日、大槌町の皆様からメッセージをいただきました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

震災から明日で一年になります。

沢山の知り合いを亡くし、悲しさ、悔しさの中での一年は、正直辛かったです。

復興の状態も解らないまま月日ばかりが進んでいて、不安と焦りがあります。

一歩一歩前に進んでいますが正直、この先を考えると不安だらけです。

その状態のなか震災後、皆様からいただいた、あたたかいご支援で
私達は勇気、希望を頂き沢山の笑顔がうまれたことに代表して感謝致します。

まだ少数の世帯、両親が入院中の世帯にご支援を頂いている状態ですが
皆様から頂いた絆を忘れず、頑張って参ります。

大槌町はショッピングセンター、仮設店舗も開店して幾らか町らしくなってきました。
後は、雇用と人口減少の対策ですね。

こればかりは、個人の力では無理ですが。

明日をどう迎えれば良いか、正直解らないまま、迎えそうです。
何より沢山のご支援頂きまして有り難うございました。

 
大槌町代表 土沢孝弘

 
 

Posted in 岩手県大槌町, 支援活動 |

大​槌町のミニバスケット​クラブ ~小学6年生女​子最後の試合~

支援者の皆さま こんにちは
いつも温かいご支援をありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

岩手県大槌町の土沢さんから、3月3日に開催された
大槌町の小学6年生ミニバスケットクラブの試合の様子を写真とメールで送って頂きました。

第一試合前の円陣です。気合注入中!


黒ユニホーム全員写真(3年~6年)町内の3校の子供達


第二試合前の円陣です。幾らかリラックスしてるかな


二試合目の試合風景(オフェンス)


二試合目の試合風景(ディフェンス)


白ユニホーム全員写真(3年~6年)町内の3校の子供達

日頃は、沢山のご支援を頂き有難うございます。
大槌町の自宅避難者代表の土沢です。

町内は少しずつ店舗も開店して幾らか町らしくなってきました。

本日は、良いご報告です。
皆様から沢山のご支援、応援を頂きました、町内のミニバスケットクラブ(女子)が、
6年生の参加できる最後の試合に3月3日出場しました。

練習できる環境が無く、試合は、負けてしまいましたが、
子供達の笑顔で、私達も元気を頂きました。

全国の皆様からのあたたかいご支援、絆という素晴らしいお力で子供達に思い出の1ページが完成しました事を、代表して感謝いたします。

まだ少数の世帯の方々にご支援をお願い致しております。
皆様のご支援に感謝しつつ私達も一歩一歩、前に進んでいきたいと思います。

少ないですが、子供達の写真を添付しました。

集合写真、試合前の円陣の写真、試合風景です。
久々の試合で緊張気味かも!

本当に沢山のご支援感謝いたします。 

大槌町:土沢


Posted in 岩手県大槌町, 復興の様子 |