活動報告

カテゴリー : 宮城県石巻市北上町

東日本大震災から4年

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

東日本大震災から4年目を迎えました。
被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

そして支援をしてくださいました全国の皆様に心よりお礼申し上げます。

皆様から届けられた心のこもった支援物資、励ましのお言葉、子供達へのプレゼントは、
被災された方々の心の支えとなり喜ばれております。収入のないご家庭、生活の厳しい
方々のところに、有り難くいただきました。
本当にありがとうございます。

震災から4年経ち、三陸鉄道全線再開など明るいニュースもありますが、沿岸部の地域の
方からは、あまり復興が進んでいないというお話もいただいております。

復興の進み具合について

雄勝町の状況としましては、計画変更や復興資金不足などで遅々として進まず被災ゴミが
なくなっただけのような感じで、地元住民の皆様はだいぶ以前から諦めムードになって
いるとのこと。

これからどうなるのか、不安な毎日を過ごされているとのことでした。

北上町の状況としましては、「北上、南三陸は復興住宅の完成は まだまだ先になりそう。
土地を確保して新築した方々はほんの一握り。ここにきて全然前に進まず足踏み状態です」
とのことです。
北上町代表の武山さんとしては「予算が足りないのもありますが、予算の使い途が一番の
問題かと思います。優先順位がめちゃくちゃです」と考えているとのことです。
(北上町の状況は3月13日に追記しました)

大槌町の状況としましては、津波で削られた地盤に3Mの盛り土をするのにあと2年は
かかるらしく地盤を固め終えてから建築に入るので、まだまだ復興できるまで時間が
かかりそうです。

建物を建てるための土地が限られているので、所有者のわからない山を勝手に削るわけにも
いかず、住居と働き口を得るため人口流出が進行しているとのことでした。

また、外部から来た資本力のある業者さんが土地ごと買い占めて建築仕事を受注しているので、
昔からの地元の業者さんに仕事が回って来ないという状況が続いています。
現在は建築関係以外は思うように商売になっていないので、人口が減ってゆく中、昔からの
お店を存続させることはかなり厳しいそうです。

電気屋さんでも大工の仕事を受けるなどして、本業以外の仕事をしないとやっていけない
くらい厳しい状況なので、若者チームが協力しながら、仕事をなんとかまわすように頑張って
いるそうです。

大槌町から、若者チームが仕事するための中古トラック(小型の2tダンプ)と、
大工道具(マキタの新品工具)が欲しいというご要望が上がっております。

現在、支援を必要としている世帯数は、

雄勝町 70世帯
北上町 40世帯
大槌町 高齢者4世帯とクラブ活動の子供達

となっていて、昨年とあまり変わらない状態です。

今後の祈望の支援活動についてですが、現在はアマゾンの「ほしいものリスト」からのご支援と、
メールでのご連絡、被災地への直接のご支援を細々と行っているような状況です。

現在、本部の方が以前のような活動が難しくなっており、東京サポート本部と被災地の代表とで、
しばらくこの形で継続していこうと思っております。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

祈望代表の金野より

「震災後は、全国から様々な業者が仙台や仙台近郊にも進出してきましたが、震災から4年経って、今では多くの業者が撤退していきました。
震災後、人の足元をみて理不尽な施工をしていた人達も淘汰されはじめてきました。
仙台や仙台近郊の復興は進んでいますが、宮城県では、雄勝と南三陸に関しては今後も復興は相当厳しいと思います。
祈望としては、復興住宅がどんどん完成すれば、仮設住宅から復興住宅への引っ越しの際に必要となる中古家具の支援などで役にたてると思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
 
いつもご支援くださいます、継続的に支援してくださる皆様に感謝申し上げます。

 

東京サポート本部 佐々木
 

収入がなく厳しい生活を強いられているお年寄りの世帯が約40世帯ほどあります。子供たちに
関しては約80名おりますが、私が度々訪問している中では約20名おります。支援も減ってきて
いるなか、私自身も以前程の範囲を回りきれないのが現状です。風化をさせない為にも、支援を
続けて頂けるまでは動ける範囲で動き続けていきたいと考えてます。少しであっても応援を
いただければ力になります。今後ともよろしくお願い致します。
 

北上町代表 武山英明

3月13日に代表と北上町の武山さんからのメールを追加掲載しました。

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震災から3年を迎えました

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

東日本大震災から3年目を迎えました。
被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

そして支援をしてくださった全国の皆様に心よりお礼申し上げます。

皆様から届く励ましのお言葉、寄附、支援物資は、被災地一同の心の支えとなっております。
生活の厳しい方々のために、ひとつひとつ、有り難く大事にいただいております。
本当にありがとうございます。

現在、支援を必要としている世帯数は、
雄勝町 70世帯
北上町 40世帯
大槌町 3世帯 となりました。
本当にありがとうございます。

被災地では各地で3年目の追悼式典が行われ、犠牲となられた方々のご冥福を祈り、
この3年の節目に未だ行方不明の方々の一斉捜索が、県警を中心として消防、海上保安庁により
行われました。

震災の日から今までのことを思い返すと色々な事がぶわーっと溢れて来て涙が止まらなくなります。
亡くなられたお一人お一人の無念さ、ご遺族の方々のことを思うと胸が苦しくなります。
地元の方々のご経験をできるだけ言葉にして、支援してくださった皆様、そして子供たちに
伝えていかねばならないと改めて思いました。

石巻市北上町と岩手県大槌町からメッセージをいただきました。

厳しい寒さもいつしか終わりを告げ、春の日差しを感じる季節となりました。支援者の皆様いつも大変お世話になっております。

震災から今日で3年を迎えました。地域でも追悼式典が行われ犠牲になった遺族や多数が参加されました。私事ですが、今日(11日)は朝から家族2人の遺体発見現場に花を手向けに行ってきました。海岸沿いにはたくさんの花があり手を合わせている方々が多く見られました。しかし、今日は特別な日ではありません。遺族の方々には毎日が辛く 毎日が悲しく 毎日が悔しい日々なのです。

先月、こんな辛い出来事がありました。津波で子供を亡くされた親御さんが自ら命を絶つという痛ましい出来事でした……。「自分が子供を守ってやれなかった」と病み続け、川に身を投げ亡くなりました。49歳でした。

毎日が苦しく毎日我慢をし毎日一生懸命だったのだと思います。
震災から3年経過しましたが「心のケア」が必要な大事な時期でもあることも感じました。これ以上の犠牲を出してはいけないのです。

震災を風化させない為にも、次世代に伝える為にも、全国に訴え続けなければいけないと考えさせられました。
これからも応援よろしくお願い致します。

北上町代表 武山英明
 

 

あの東日本大震災から3年の月日が経ちました。
早かったのか、遅かったのかは、人それぞれ違うと思います。

その中で、私達町内の支援が必要な家庭、団体への沢山のご支援に心から感謝いたします。

震災から3年の日に、私も大変お世話になった先輩へお祈りをしに花束を持って町内の海に行ってきました。そこには、見ず知らずのお母さんと、3歳くらいの女の子がいました。
その時、女の子が海にむかってパパと叫んでいました。その姿を見て私は涙が止まりませんでした。

まだまだ被災地には悲しみを背負って進んでいる方々が沢山います。しかし月日が流れても、この悲しみは消すことができないと思います。良いことも嫌なことも生きている限り思い出の1ページとして心に残るのですから。そしてそれを乗り越えて一歩一歩前に進まなければいけません。

私がご支援いただいている、一般の家庭の世帯は3世帯に現時点ではなりました。高齢者、子供のいる世帯です。
町内では、人口の減少が進んでいます。土地の値上がり、離婚者の増加、人口減による商売の悪化、ストレスによる他地域への移転
色々な現状の中復興にむかって進んでいます。

私的にもいつまでも皆様のご支援に甘えて良いのかと思っています。

その中で、小世帯の家庭、子供達の部活動、スポーツクラブ、地元業者へのご支援のお手伝いを後、少しの間、進めていこうと思います。
この私たちが育った、町に豊かな海、緑、そして素敵な笑顔が戻ることを願い、子供達の未来のために一歩一歩進んで行こうと思います。

最後に、震災後町内への沢山の皆様のご支援で笑顔が生まれました事に心より感謝いたします。有難うございました。

大槌町 土沢孝弘

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今年も皆様からのご支援に感謝いたします!

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

2011年3月11日の東日本大震災から、あっと言う間の1年10ヶ月でした。
今年も全国の皆様からたくさんの温かいご支援を頂戴いたしました。本当にありがとうございました。

個人様、団体様、企業様、たくさんの方が遠くから被災地に足を運んでくださいました。
お心のこもった支援物資も各地に直送いただきました。
被災されたご家族から「少しの物資でも、1つ1つ本当に役に立っています、有り難いです」と感謝されております。

12月の選挙で政権が変わり、これで被災地の復旧・復興が1日も早く進むことを期待しています。
また、マスコミには必要な情報、正確な情報、正しい報道が伝わるように、広告費目当てでない報道を心がけてほしいです。
震災の余震が続いているようですが、来年こそ平穏安泰な日々が訪れますように心からお祈り申し上げます。

皆様どうぞよいお年をお迎えください。

東京サポート本部 佐々木

 
選挙前にいただいていた雄勝の大槻さんのメール、昨日(12月30日)北上町の武山さん、岩手県大槌町の土沢さんからいただいたメールを掲載します。
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いつもお世話様です 大槻です
支援者の皆様には2年近くにわたって大変お世話になり有り難うございました。

千秋様からのみかん一昨日(11月23日です)到着いたしました。
とても美味しいみかんでお分けした方々が喜んでおりました。
よろしくお伝え下さい。 また、当地の現状をご報告いたします。

震災後佐々木さんがお越しになられた時点と何ら変わりなく、時だけが過ぎております。
ちょっと進んだといえば道路補修くらいなもので、震災のがれきはあっちに移動こっちに移動といった感じです。

高台への移転場所もまだ決まらず役所が約束のできない説明会を何度も開き、その度に決めたことが反故にされ、いらだちと焦りだけが残り、この頃では説明会に参加する人も少なく政治が悪いのか政府が悪いのかこれならいっそ勝手にさせてもらえば復旧が早いなどとあちらこちらから聞こえてきます。

マスコミや新聞等は、ほんの一部の仮設商店街をクローズアップして復興したかの様な報道で皆さんうんざりしています。政治家は選挙に夢中で選挙公約も消費税やTPP で今では政争の具にもならなくなった 東日本大震災、また原発問題も被害者のことはさておき反対か賛成かだけに焦点が向いている様な現実を今更ながらがっかり致しております。

仮設住宅に住んでいる人たちはみんなこの地から離れようとはしません、いや、離れられません。
なぜなら今後の生活ができないからです、高齢者が多いこの地はちょっと離れた都会にはお金がかかって行けないし、この地であれば復興住宅にお世話になりたいという思いがあります、が、国民年金者が多いこの地の人たちは役所が示す住宅の予定料金が高くまた5人家族でも3DKで広い家にも入れません。料金を払い入居するのに世帯人数で決められ大変困惑しております。

そんな中、ここの被災者が仕事をして今後の高くつく生活に役立てようと一生懸命に働いている地元の建設会社も大手ゼネコンに仕事を取られ、被災者雇用も侭にならなくなって来ております。
役所に行っても、県の指示だからとか言っているし、たのみの議員さんたちはゼネコンにべったりで、全国各地から一生懸命、我々の再興を願い支援してくれている皆さんに申し訳なく思うこの頃です。

それでもなんとかしなくてはなりません、前向きに頑張りますのでこれからもご支援の程よろしくお願いいたします。

支援者の皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

                                雄勝仮設森林団地 大槻敏也 

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今年一年 大変お世話になりました。
継続的なご支援に、北上地区一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年もよろしくお願い致します!!
支援者の皆様、良いお年をお迎えください。m(__)m
北上町代表 武山英明

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震災からもうすぐ2年がたちます。沢山の皆様のお陰で、ご支援を頂いている世帯も小世帯になりました。
本当に有難うございます。

震災から本年度に渡り、祈望の大槌町代表としてご支援頂きました物資の取りまとめを行いました。

自身の体調不良も重なり、厳しい状況の中でも皆様のあたたかいお言葉、ご支援で沢山の笑顔が生まれました。
子供達~高齢者の方々に、絆のお力で勇気と希望を頂きました。私自身、皆様のあたたかいお気持ちにもうすぐ2年が経過する状況で、このまま甘えてご支援を頂いて良いのか本年を言うと悩んでいます。

そして何より、生命の大切さ、震災で分かった、自然災害の恐ろしさを、これからの世代の方々に教えて行かなければなりません、しかし正しい答えは見つからないまま、進んでいる自分たちに不安を感じます。はっきり言って正当な答えは見つからないと思います。

その中での、皆様のご支援、そして祈望のスタッフの方々のサポートに感謝しつつ新年を迎えたいと思います。
来年は、一歩でも復興が進み、町内の皆様の悲しみが減り、笑顔が増える事を願って新年を迎えたいと思います。
本当に沢山のご支援感謝いたします。有難うございました。

大槌町代表 土沢孝弘

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17時29分に発生した地震の影響

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

12月7日17時29分に発生した三陸沖を震源とするM7.3の地震の、被災地への影響ですが、岩手県大槌町の土沢さん、宮城県石巻市雄勝の大槻さん、それに宮城県石巻市北上町の武山さんより状況をメールで知らせていただきました。

土沢さん ”家族は皆避難しました。わたしは、高齢者を落ち着かせるため、
     浸水地区に残っています。ビビります。”
その後19時55分に再度メールをいただきました。
     ”解除で一安心です。命の大切さは震災で感じたのですが、体の不自由な方、
     移動手段の無い方々をそのままに出来ないですね。こればかりは、永遠の課題かも、
     正答など無いのかも。改めて気を引き締めて生活します。”

大槻さん ”現在津波が若干1m位がいったり来たりしています。ご心配お掛け致します。”
     (18時20分頃)
武山さん ”警報解除。道路には津波が到達しましたが大丈夫でした。”
     (19時30分頃)

とのことでした。今のところ大きな被害は確認されていないようです。

東京サポート本部
佐々木

※20時35分に内容を更新しました。

Posted in 宮城県石巻市北上町, 宮城県石巻市雄勝, 岩手県大槌町 |

宮城県の漁業の現状をご報告します

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

今日は、宮城県沿岸部の漁業の現況をご報告いたします。

大雨で冠水している沿岸部

被災地はまだこのような状態です(2012年7月2日撮影)


地盤が下がったままなので、満潮時は陸地も海になります

武山さんが宮城県南(七ヶ浜)に魚の買い付けに行かれた時の写真です。(2012年7月6日撮影)

上の写真と合わせてセシウム検査をクリアできず廃棄される高級魚。「すごく良い魚なのに・・・」と漁師さんが泣いて訴えていたそうです



昨日は、約2万世帯5万人が移転できるような広い土地がないため、応急仮設住宅(プレハブ)からの高台移転が進まず、
仮設住宅暮らしが震災から5年〜10年後位まで長引くのでは
ないかというお話をしました。
地元の皆さんは町と県にも掛け合っているそうですが、最終的には国だからということで動けないらしく、移転の見通しが立たない不安な日々を過ごしているそうです。

また、地元に仕事が無いという問題も不安の種になっています。
沿岸部は今まで漁業で成り立っていた町なので、加工工場が再開して漁業が復活しないと生活が成り立ちません。

津波で工場内の機械や近くの倉庫が流されても、本体の工場が半端な破損状況で残ってしまうと罹災証明が出ないため、助成金の申請ができません。
メインの建物が残っていれば罹災扱いされませんので、事業者は再開するための資金を自分でつくらなくてはなりません。
ご存知の様に、銀行は震災前のようにお金を貸してくれなくなりましたので、建物があっても電気も機械も入れられず、仕事を再開できない工場がいくつもいくつもあるそうです。

しかし、なんとか工場を再開できた企業さんも、漁師さんも、別の問題で苦難が続いています。
放射性セシウム汚染の影響で、三陸の魚が売れないからです。

三陸の魚を高値で購入してくださっていた関西方面や、お隣の中国や韓国でも、消費が減っているそうです。
今年のアワビの水揚げは、津波で流されたため例年の1/10位だったそうです。
中国、韓国では受け入れ拒否で輸出できなくなりましたので、
今まで高値で買われていた「アワビ」(乾アワビになるそうです)などの需要が減り、地元業者は安く仕入れることができるようになりましたが、売りにくい商品となりました。

漁師さん達が漁に出る、志津川、歌津、十三浜などの数十件の支所でも毎日検体検査をしているそうです。
県漁協でも毎週1回ずつ検査をして安全ですという証明書をつけているそうですが、証明書付でも買ってくれるところが減っているとのこと。
問題のない魚は沢山ありますが、売る商品が目の前に沢山あっても、風評被害で売ることができないのがとても苦しいとおっしゃっていました。

震災直後の国と東京電力が正しい情報を提供してくれていたら、これほどの不評被害にならなくて済んだのではないか、消費者の皆様も測定情報に不信感を持つこともなかったのでは、と漁業関係の方々は悲しんでいるそうです。
正しい数値で消費者の皆様に信用していただき、美味しくて安全な魚を食べて欲しいとおっしゃっていました。

漁協も市場の流通も、信用問題にかかわるので正確な検査を行い、100%間違いない魚を販売しているそうです。
取り扱うスーパーも信用問題に関わるので、証明書付の安全な魚を販売しています。
市場に流通している魚は食べても安全なので、安心して食べて欲しいとおっしゃっていました。

安全でない魚はどうなるのかというと、すべて焼却処分になります。市場に出ることはありません。

これからの季節は「タラ」ですが、放射性セシウムの基準値を超えているため、処分されます。
仙台港から南では「ヒラメ」(※)が1400ベクレルという最高値が出たそうです。「スズキ」などの高級魚も基準値を超えたので処分されています。
※2012年11月4日現在まで「カレイ」からは検出されていません

これら焼却処分される魚は、東京電力へ賠償請求されていますが、全て支払われてはいないそうです。

漁師さん達は旬のものの漁をします。
( 漁獲量 + 焼却処分費用 )の合計金額(普通に販売するより安い金額で)を東京電力に請求し、いつ支払われるかわからないため、その請求額を漁協が立替えて漁師さんに支払っています。漁協でも何億円もの金額を立替えることは難しいので、先が見えて来ています。漁師さん達は船を出しても燃料の油が高く、人件費もかかるので、かなり苦しい状況だということです。

漁師さんと漁業関係にとって、一番恐いことは、山からの雪解け水が海に流れてくることです。

海がきれいになっても、地上から降りてくる放射性セシウムによって魚の汚染が濃縮されることが懸念されています。

養殖を再開して「ホタテ」や「ホヤ」の種付けをしたとしても、
水揚げする3年後にどうなっているのか?
数千万円の投資をして3年後に安全な水揚げになるのかが見通せない状況です。

「がんばる漁業」という国からの補助で養殖を行っているところが
ありますが、国に頼っていることろでないとリスクが大きくて無理なので、
浜の方々は養殖は見合わせて様子を見ているということでした。

11月5日、10名の方々が東京の築地から視察に来られたそうです。
実際に自分たちの目で見て、東京に報告したいということです。
全国の消費者の皆様に本当のことを知って欲しいということでした。

いつも温かいご支援ありがとうございます。

東京サポート本部 佐々木

 
宮城県漁業協同組合のホームページ
http://www.jf-miyagi.com/index.html

 
●現在募集中の支援物資情報です(Amazonジャパンに登録中)。

【北上町】
暖房器具のないお宅が4件あります。
石油ファンヒーター2台、石油ストーブ2台です。
また、これからの時期は暖房を使いますので、狭い仮設住宅の中で気管が弱い子供、
喘息気味の子供たちの世帯から、加湿器付き空気清浄機のご要望があがっています。

【大槌町】
両親が病気で入院又は通院で生活状況が悪化しているご家庭が4世帯があり、
中高生の女の子の衣類(下着、衣服、防寒具など)と食品が不足しています。
両親の介護をしながら通学しています。
町全体の復興は進んできましたが、少数の厳しいご家庭があります。

どうぞよろしくお願い致します。

Posted in 宮城県石巻市北上町, 復興の様子 |

宮城県石巻市北上町と南三陸町の現況

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

宮城県石巻市北上町と南三陸町の現況をご報告いたします。

北上町十三浜小泊漁港の状況。7月4日撮影


北上町十三浜小泊漁港の状況。その2



支援者の皆様からの温かいご支援のおかげで、支援が必要なご世帯は40〜50世帯までになりました。
その中でも、本当にどうしようもない程お金がない厳しい生活をされているご世帯は、まだ約20世帯ほどございます。

私のように東京などの都市に住んでいる者には、近所にコンビニやスーパーがあり、様々な会社もありますので、
「被災地の厳しい生活」というものがどんなものなのか、なかなか想像しにくいと思います。

沿岸部ではいまだに仮設住宅に住み続けている世帯が多く、昨年から殆ど変わらない生活が続いています。
当初2年の予定だった仮設住宅の生活は、3年に延び、5年に
延びました。
依然として高台移転の計画がまとまらず、造成して5年後までに家を建てることは、まず無理だろうと言われています。

また、公営住宅の建設予定もないということなので、現在も
ぎっしり人が住んでいる仮設住宅は、北上町の武山さんのお話では10年後もこのまま暮らしている可能性が高いと思います、とのことです。

仮設住宅に住んでいる世帯は、5年後からは世帯主の収入額に応じた「家賃」を支払わなくては
なりません。
お年寄りや収入のない世帯は0円ですが、このままここで生活してても昨年と変わらない
苦しい日々です。

被災地の若い世代の方々や動ける世帯では、働き口を得るために町を出て行かれました。

収入が0というご家庭は、

・地元に仕事が無い
(今まで漁業で生きて来たため、他の異なる仕事に就くことが困難。地元の漁業関係の企業が
壊滅状態、助成金が出なくて工場が再開できない、今までの土地に建てられない、などの理由で
仕事場が少ないので、遠方にしか働き口がない。)

・夫を亡くし小さい子供を抱えているため遠くに働きに出られない
(近隣どうしのコミュニティで順繰りに子供を預かったりという支え合いはありますが、
毎日預かってもらうことが難しいため、労働時間などの条件の見合う仕事に就くことが
困難になっている)

・親が癌治療で療養中のため働きに出られない
(家族の介護のために遠方の仕事に就くことが困難)

・病気のため働けない

・お年寄りだけの世帯
(家族を亡くした世帯、高齢のため雇ってくれる所がない等)
という方々で、震災直後と変わらぬ苦難、世帯によっては震災直後より厳しい生活が続いているということです。

先日独り暮らしのおばあさんが亡くなりました。
お米や食品を持ち寄って地域の方々で面倒を見ていたそうですが、「人様に迷惑をかけてまで
生きるのは辛い」とおっしゃっていたそうで、せっかく助かった命を自ら断ってしまったそうです。

周囲の皆様の悲しみは途方もなく大きなもので、怒りと悲しみが広がりました。

地域では生活困難なお宅に「生活保護」の申請をしたらということで、
周囲の方々が役所に連絡を入れたり、一生懸命だったそうです。
自分で出向けない世帯には、役所の方に来ていただこうと何度も呼んでくださったのですが、
「助けてください、人を殺す気ですか」と必死の呼びかけにもかかわらず、役所は来てくれなかったということです。

わずかでもお金があったなら、ここまで思い詰めなかったのでは、と地域の方々は悲しんでいます。
全国的に生活保護の不正受給事件もありますが、本当に困っている方々のところに、1日も早く支給される体制が望まれています。

また明日、続きをご報告いたします。
いつも温かいご支援ありがとうございます。

東京サポート本部 佐々木

●現在募集中の支援物資情報です(Amazonジャパンに登録中)。
暖房器具のないお宅が4件あります。石油ファンヒーター2台、石油ストーブ2台です。
また、これからの時期は暖房を使いますので、狭い仮設住宅の中で気管が弱い子供、喘息気味の子供たちの世帯から、加湿器付き空気清浄機のご要望があがっています。
どうぞよろしくお願い致します。

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心援隊びわこ様から支援物資

びわこの皆様と当団体スタッフ

雄勝町にて現地ヒアリングの様子

支援者のみなさま
いつもありがとうございます。
副代表の倉田です。
 

7月15日、滋賀県に本部を置く、被災地支援チーム 心援隊びわこ様から下記の沢山の支援を頂きました。
今回は、北上町にお届けしました。
 

支援物資一覧
トイレットペーパー  多数
水          30箱
洗剤         多数
お米
缶詰         多数
カップラーメン    多数
野菜類        多数
ジュース
調味料
結露防止シート
 

びわこ様は今後も当団体と協力し、生活物資を中心に支援して頂けます。
びわこ様に支援して頂いている皆様にも感謝申し上げます。

    

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北上町に仮設スーパーがオープンしました

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

開店準備中のスーパー(写真中央のプレハブ)と周囲の様子。北上川沿いのにっこりサンパーク仮設住宅の近くです。奥に見えるのは北上中学校


近くには津波被災車輛の集積場があります


北上町初の仮設店舗です


オープニングセレモニーもあったそうで、沢山のお客様が来店されました


お店の中はお肉、お魚、野菜などが並んでいます


お肉のコーナー


野菜・青果のコーナー


オープンにやって来てくれた北上中学校野球部の少年達

ご報告が遅くなりましたが、4月14日 北上町に仮設店舗がオープンいたしました。
お店の名前は『WE ARE ONE KITAKAMI』といいます。

アメリカのスーパーマーケット『WE ARE ONE』様が仮設店舗
出店に協力してくださったので、英語の屋号なのだそうです。

・住所は 〒986-0201 石巻市北上町十三浜字丸山37-1
・営業時間(通常) 10時〜18時まで
・代表は、  武山 俊彦さんです。

いま取扱っている商品は、お魚・お肉・野菜などの生鮮食料品、
お弁当、お惣菜です。
これから商品をだんだん増やして行きたいということです。

北上町の仮設商店は1つの大きめのプレハブに7人のお店が
入店する共同商店となります。

お店は15坪(7m×7m)の仮設プレハブで、棚も少なくて
わりと狭いということですが、ようやく近くでお買い物が
できるようになった、と地元の方々が喜んでいるそうです。

これまでは交通の便がなく、買い物一つするにも1日がかり
だったので、どれだけ皆さんの生活が楽になるかと思うと、
本当に嬉しいですね。

被災地の中で一番遅い出店だけれども、お客さんが来なくて
困る事のないように、みんなでがんばっぺ!とおっしゃって
いました。

北上町のスーパーの近くには、仮設住宅団地が180棟あり
ますが、そのうち現金収入のあるご世帯は半分位で、あとの
半分くらいは一人暮らしのご老人やご家族を亡くされた一人
暮らしの方々です。

実際のところオープンしてみて、周囲の状況が状況なだけに、
通常のお店のように利益を出して営業していくのは並大抵の
苦労ではないようです。

各地の被災地でも、仮設商店街に出店されてもお客様が少な
くて経営が成り立たず、撤退されるお店も多いとの事。

家庭の事情が厳しくて、安いものしか購入できない世帯も
多いそうで、被災地で経営していくにはどの町でも大変な
ご苦労があるようです。

やっとできた北上町のお店1号店です。このスーパーが中心と
なって、なんとか頑張って地元の皆さんに元気になってもらって、町を盛り上げていっていただきたいと思います。

どうか皆様の温かい応援をよろしくお願い致します!

 
ようやく支援の届きにくいエリアにもお店ができましたので、
祈望としても、被災地のお店に影響の出ないように、支援内容を
考える時期に入りました。
被災地のニーズをよく聞いて、慎重にして行かねばと思っております。

というのは、ある地域でボランティア団体から大口の支援物資が
届けられたが、それらの支援のためにようやく再開できた地元の
お店の商品が売れず、収入につながらないので困窮しているとい
うご相談をいただくようになりました。

地元のお店が開店しだしたら、地元で手に入らないものを
ご支援いただくとか、義援金を集めて地元のお店で消費する、
という支援体勢にシフトすることが必要ではないかと思います。

実際に被災者の方々にお電話で聞いてみると、皆さん口を揃えて
必要な物を、必要な時に、地元のお店で購入できる支援があると
とても有り難いというお話をされていました。

地元で手に入らないものは、もうすこしの間、他県の皆様から
助けていただき、地元で売っているものは、地元のお店から
支援できるようにして行こう、ということで当団体でも被災
地のニーズと復興状況に沿った支援に変化させていきましょう、
ということになりました。

しかし、被災地の方々の収入は震災前の半分以下や、まったくゼロの
方々も多いので、とても自力で購入する力のない方々もいらっしゃいます。

もうあとどのくらいの時期になるかはまだわかりませんが、地元の
商店に影響の出ない範囲で他県からのご支援をお願いしつつ、
だんだんと地元のお店から、という風になって行くと思います。

人口が流出し、お客さん自体の数も少なくなっているためお仕事の量も
少なくなって来ており、地元の方々の生活基盤をつくっていかないと
将来とても厳しいことになりそうです。

支援物資と地元商店との兼ね合いが難しいですが、被災地の声を
よくきいて、1日も早い復興につなげてまいりたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

東京サポート本部 佐々木

 

北上町 支援物資用の口座を開設いたしました。
必要な支援物資を、必要な時に、地元のお店で購入して、自宅避難の
方々へお届けいたします。
____________________________

【北上町の支援物資用口座】
七十七銀行 泉支店 普通:5866901
(シチジュウシチギンコウ イズミシテン)
一般社団法人 祈望 北上支部 代表理事 金野文武
____________________________
 
 
この口座にお振込いただいたお金は、地元の困窮している
自宅避難の方々のための支援物資購入に使わせて頂きます。

毎月1回、どのような物資を購入したのか、収支報告を
「祈望」HPでご報告いたします。
物資購入とお届けは、信頼できる北上町代表の武山英明さんが
担当してくださいます。

 
祈望が係わっている地区は、自宅避難の方々のところなので
義援金はゼロで、1円も貰っていない方々です。行政からも
他ボランティア団体からの支援もない、本当に大変な方々のところです。

震災直後の、電気も水も食べるものも着るものも何も無い時に、被災者の
ために私財、物資をすべて出してくれた方々が、現在非常に困っています。


Posted in 宮城県石巻市北上町, 復興の様子 |

北上町十三浜の(株)木村水産様 (2)

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

北上町の十三浜で事業再開に向けて奔走されている木村水産さまの続報です。
(前回は、2月22日の記事で水産加工の資金調達についてレポートいたしました)

今回は、木村水産様で取り扱っている商品をご紹介させていただきます。

まず、被災地応援ファンドに参加されている、木村水産様の「めかぶファンド
ですが、おかげ様で目標の90%のところまでご支援いただいております。
全国の投資家の皆様に心より感謝申し上げます。

めかぶが獲れるのは3月と4月のみで、この時期に仕入れができないと
廃業となってしまいます。
木村水産様ではめかぶとワカメの資金で仕入れをして出た利益で、
少しでもウニの仕入れが出来ればいいなと考えていらっしゃいます。

被災地応援ファンドの「めかぶファンド」は3月末〜4月頭頃までに
ご支援いただけると木村水産様の事業が継続でき会社も助かりますし、
10〜15人分の新たな雇用が生まれ、十三浜の復活にもなります。
引き続き応援の程よろしくお願い申し上げます。

現在、木村水産様では事業再開をめざして「めかぶ」と「わかめ」の
小さな額の仕入れから、製造、販売を始めています。

工場長の武山さんが、午前4時に起きて市場に仕入れに向かいます。
そして、朝8時からスタートするパートさんの加工のお仕事は、まだ
少量の生産なので午前中の早いうちに終了するそうです。

高品質の三陸の美味を全国にお届けできるようにと、本格的な生産体勢で
スタートできる日のために、毎日仕入れと加工と販売に奮闘されています。

これからの春から夏にかけての5〜6月は「ウニ」が旬になりますが、
例年通りの漁が可能かどうか、まだ海の見通しが立っていないそうです。

十三浜の漁場は天然の漁場で、ここで育つウニは海苔や海藻を食べて
大きくなります。

昨年の津波で大量のウニと海藻が流されたため、現在、浜で成育中のウニに
どのくらいの身がついているのか、陸に上げてみないとまだわかりません。

いざ開けてみたら例年より実入りがよくない、色がよくない等、思うように
いかない場合も覚悟しておかねばなりません。

今年の三陸の海の状態がどうなるか、漁場は天然のものなのでいまの段階では
まだわからないそうですが、よい状態であることを願っています。

今年は海が綺麗なため色々な種類の海藻が岩の表面についています。しかし、
ウニは海底にいるので「うまい具合に」海苔を食べているのか、例年通り漁が
出来るのか、漁師さん達は心配しています。

宮城県漁業協同組合連合会は、海を見てウニ漁ができるかどうかを決めます。
漁のできる日を「開口日」と言います。漁師さんは漁協連の決めた開口日に
漁に出てワカメやウニを獲ってきます。

開口日は、各浜のトップである「開口委員」という方がしょっちゅう海と
漁場の状態を眺め、各漁協の支所と相談して決めています。

十三浜にはそれぞれの浜に1人づつ13人の開口委員がおり、宮城県全体では
浜の数だけいるので正確にはわかりませんが、何百人もおられるそうです。

漁場によって、良いものと良くないものとがあるので、買い人さんが漁場を
入札し、加工会社がその浜で水揚げされた原料を仕入れます。

漁協の支所の数だけ入札があります。宮城の場合は唐桑から牡鹿半島まで
欲しい浜を値段をつけて買うのだそうです。北上町の漁場なら十三浜、
南三陸なら志津川の浜が入札されます。

木村水産様では、やはり地元の十三浜の漁場にこだわりたいので、十三浜に
入札したいということです。

昨年の3月11日は「ひじき」の開口日でした。
漁には潮時があってひじきは満潮時には獲れません。干潮時に獲りますので、
あの日は午前中から昼までに漁を済ませていました。午後まで海に出ていた
漁師さん達は沖へ逃げて津波を免れたそうです。

めかぶとろろ

めかぶとろろ。本当はこの上にさらに透明の蓋があります。外して撮影しました

あり合わせですが、器に盛りつけてみたところです。量はもっと沢山入っています

うにめかぶ。めかぶの量が少ない分、容器も二回りくらい小さいです

焼きうに。このように袋に入っています

袋から取り出すとこんな感じです。中までぎっしり詰まっているのにびっくり

木村水産様の取り扱っている商品をご紹介いたします。
先日の記事の後、木村水産様から生産されている商品の一部を
送っていただいたので、数人で試食させていただきました。

私はとろろめかぶとうにめかぶ、焼うにをいただきました。

正直思いがけない美味しさに、全員が驚きました。

「めかぶとろろ」は私が普段デパートやスーパーなどで購入する
ものとはぜんぜん違った「歯ごたえ」と、鮮烈な磯の風味が感じられます。
普段そういうのが苦手な人も、これは食べられると言っていました。

いつもはめかぶをすすんで食べることがない人も「毎日食べられるかも」との感想です。

こんなに鮮度高い、磯の香り豊かなめかぶがあったのだと
本当に感動しました。

めかぶの加工法を木村水産様へ伺ったところ、生のめかぶを
専用スライサーでカットしボイルすると、鮮やかな緑色に
なるのだそうです。

めかぶのぬるぬると、シッカリした歯ごたえを残す煮方が
木村水産様のこだわりで、「加工会社によって差が出る」
部分だそうです。

「うにめかぶ」は味つきですが、これも美味しかったです。

味付けには木村水産様自家製のかつお出汁を使用していて、
めかぶの上に乗っているうには、チリ産のうにになります。

三陸産のものを使いたいところですが値段が高くなるため、
外国産の中では色もよく、味も良いチリ産であれば、
1年を通じて購入し易い価格でご提供できるからです。

そして「焼きうに」も、とてもとても美味しかったです。

三陸産のうにを一つ一つ手作業で形がくずれないように
丁寧に取り出し、ほっき貝の殻の器にぎっしり詰めたものを
じっくり焼くのだそうです。

1つの焼きうにに、7〜8個のうにが使われています。
詳しい方法は秘密ということですが、火加減が味の秘訣
なのだそうです。

焼かれることでうにの味がいっそう濃厚になっているように
感じました。

調味料や添加物は一切使っていないのでうにだけを味わえ、
1つでかなりのボリュームがありましたので、うに好きには
たまらない逸品だと思います。

これらの商品を一度食べてしまうと、三陸の浜をずっとずっと
守り続けていきたいという気持ちが一層強くなりました。

この味を末永く残していければと願っています。

 
東京サポート本部 佐々木

木村水産様の事業再開の最低ラインの30t(1,000万円)の仕入れ資金となります。

セキュリテ被災地応援ファンド
http://oen.securite.jp/

木村水産めかぶファンド
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=221

木村水産様のほかにも、参加されている企業様がいらっしゃいますので、
「是非とも東北の企業を応援したい!!」という方はぜひホームページを
ご覧になってみてください。

どうぞよろしくお願い致します。

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「一歩」さんがリニューアルオープン

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

先月移転をお知らせしたお惣菜屋「一歩」さんが、リニューアルオープンしました。
 

移転した「一歩」さん


画面奥に見えるのは防災庁舎です


隣の店は武山さんの妹さんのお店だそうです。店名は「moko」モコパン


モコパンは手作りパンの店です。 クロワッサン、クリームパン、アップルパイ等々焼きたてを提供しています

南三陸の仮設商店街の家賃が月額7万円(家賃+撤去時の解体
費用として2万円を支払う)と高く、とても出店できないため、
今月から電気が通ることになった、南三陸廻館(まわりたて)に
有志の方々と共にリニューアルオープンすることになりました。

家賃が高いと商品単価に家賃分が上乗せになり、
被災地の皆さんにとって高いものになってしまいます。

被災から生活が再建するまでなんとか家賃を安くして欲しい、と交渉していましたがかないませんでした。

津波で更地のようになった町のど真ん中で、この一歩から、
また賑わいのある町にしよう、一から商店街をつくりあげよう!という挑戦です。

あの防災庁舎が見える町の真ん中になります。

隣には、手作りパンの店「moko」ができました。

どうぞ応援してください!

惣菜屋「一歩」
営業時間 11時~18時

3月12日現在のメニューはこちらになります。

  • とんかつ
  • 唐揚げ
  • メンチカツ
  • エビフライ
  • ヒレカツ
  • コロッケ
  • 串かつ
  • 白身魚フライ
  • かきフライ
  • 春巻き
  • たこ焼き
  • ライス
  • お弁当(予約注文になります)
  • ジュース類


 

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