Monthly Archives: 1月 2012

被災地の近況をお知らせします

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

被災地では雪も積もり毎日平均マイナス6度前後の氷点下の気温が続いています。
インフルエンザも子供たちの間で広まってきているそうです。支援者の皆様も体調管理にどうぞお気をつけください。

大地を守る会様から加工品のご支援をいただきました。 いつもありがとうございます。


どれも「味が濃い」と大好評です

こだわり食品の大地を守る会様から、雄勝、北上、大槌町の3カ所に加工品が到着して、有り難く分配いたしました。
生活支え合いあおぞらの渡部様秋元様から衣類、
海老澤さまから衣類、
松戸さまからミニカップ焼きそば、チョコ、
山本様からコンタクトレンズ、
萩原さまからお菓子、スープ、カイロ、
奥田様からクッキーチョコレート、
三菱商事ユニメタルズ様からカメラ、お菓子、カレンダー、レトルト食品、
ちば様から手編みのマフラー、
帶川さまからカップうどん、焼うどん、
岡山の松尾様からカイロ、レトルトカレー、
柏木さまからお茶、のど飴、
別府様から衣類、
藤村さまから食品と生活用品、
アバディーン投信投資顧問株式会社様から衣類、子供用玩具、
文具、生活用品など
佐藤さまから衣料品、
AmazonJapanからご購入くださいました匿名の皆様からカップ麺、お茶、洗顔クリーム、ミネラルウオーターなど、沢山のご支援ありがとうございました。

先が見えない不安を抱える中、とても有り難くて涙を流す方々もいらっしゃったそうです。

さて、現在の被災地の近況のご報告です。雄勝、北上、大槌町の方々へ電話で伺った内容です。

昨年は震災直後からしばらくは、沢山の方々が炊き出しやイベントなど被災地で復興の太鼓や踊りや歌などが催されましたが、被災者の方々からすると、実際の所「食べられる」「仕事を得る」ことに繋がらないので全国の皆さんからのお気持ちは有り難いけれど、複雑な心境のようです。
新聞やTVではどんどん復興しているように報道されていますが、本当は被災地の1割にも満たないごく一例でしかないのだそうです。

漁業関係のがれき撤去もほぼ終了したため、がれき撤去の仕事も無くなり女性も男性も内職仕事をしていますが、ミサンガ等をつくってはいるものの、1日二千円前後の収入にしかならないので生きて行くのがとても大変だとおっしゃっていました。

沿岸部から1時間くらいバスで行った所に、電子部品の工場が再開したのでそこに勤めに行く方もいますが、交通費やガソリン代もかさむので通勤が大変で収入から通勤費を引くとほとんど残らないが、何もしないよりは、ということで、頑張っていらっしゃるそうです。しかし、生活を再建するにはやはり厳しい状況です。

昨年宮城県沿岸部の商工会が、地元の商店のために仮設店舗をつくろうという計画を立て、11月にオープンする予定でいたのですがなかなか場所が決まらず、12月にやっと場所が決まったものの、5坪で家賃が5万円とのことで入店出来る店舗が集まらず、まだ先になるのではという状況です。

せめて最初の1〜2年位は家賃無料にしていただければ家賃分で人を雇えるのに、と地元の方々が町の家賃無料か、低価格にしてほしいと商工会と交渉しています。
(1月31日追記:最終決定された家賃は7万円。仮設店舗なので解体する費用2万円も毎月被災者に負担してもらうということになったらしく、最終的に誰も入店出来る人がいないという状況になってしまいました)

沿岸部はさらに地盤沈下で、いまだに埋め立てが進んでいないこともあり、いままで商店街が沢山あった場所が、今は海の中になってしまいました。
1月23日は大潮だったので、国道45号線沿いにみるみる海水が流れ込んで来て、満潮時は完全に冠水したそうです。
満潮になると地盤沈下した沿岸部は危険な地域になります。

高潮で街の中心にある主要幹線道路(R45)に海水が流れ込む直前の写真です。 南三陸町志津川保育所から撮影

お店を出すにも場所が無く、補助金の申請も通らずで、地元の商店は事業を再開出来ずに苦しんでいます。

蓄えも底を尽きる寸前なので、なんとか早くよい場所を見つけて再開したいと思い銀行に融資を頼んだり金策をしていますが、工場も家も流されてしまった事業主には、銀行はお金を貸してくれません。

補助金も通らず、仮設店舗にも入店出来ず、お店を再建したくても場所が無く(地主や大家さんが行方不明で手を付けられない場所もたくさん有り)資力のあるうちなら何とかなったのですが、時間が経てば建つ程難しくなってきました。

被災地応援ファンドというものもすでにありますが、支援を集めるにはなかなか難しいものがあるようです。

事業を再建したい方々の熱意に賛同し、投資か寄付してくださる方がいれば再建の一助になるのでは、と考えていますが被災地の企業さんと協力して、被災者側も支援側も時間と体力の勝負になると思いますので、強い意志で取り組むことができればと思います。

今年は失業保険も切れる人が出始め、会社を解雇された方は収入が無く、パートや内職を掛け持ちしても収入が半減して、震災からの疲労とストレスで体調を崩され、働けない方も増えています。
支援も年をまたいだことで、全体的にかなり減ったそうなので、昨年より厳しい生活になってきています。

被災地の方々はまた3月11日がやってくることが、精神的に非常にきつい、怖いと感じて今の日々を送られています。その中で、毎日のようにこのように支援物資を送り、心を寄せてくださる方がいることが、心の支えになっているそうです。

被災地の皆さんの予想では、雄勝、北上、南三陸、気仙沼、女川あたりの沿岸部は復興計画、整備もなかなか進んでいないので、あと1年か2年は生活基盤を支える生活支援が必要なのではないかと感じています。
生活出来ずに、他の土地に出て行かれる方々も増えてきているので、コミュニティがなくなり、町自体が消えるのではないかという心配もあります。
被災地の雇用もつくらなくてはならないですし、さらに大変な一年になりそうですが、今後とも引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

一日も早く、皆様からのご支援におこたえできるように、皆で力を合わせて頑張ります、とおっしゃっていました。
今後とも被災地の皆さんへの応援をどうぞよろしくお願い致します!

東京サポート本部 佐々木

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年末年始にかけてのご支援、ありがとうございました

大地を守る会様からのお餅セット


大地を守る会様からのお餅セット 皆様ありがとうございます


復興市場様からのストーブ

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

昨年末、大地を守る会様からお正月用のお餅セットをご支援いただきました。
ニンジン味のお餅と白餅のセットで、大槌町に20セット、雄勝町に550セット、北上町に550セット到着いたしまして、皆様にお配りいたしました。
3地区とも大好評で、勿体ないからと冷凍して、少しずつ頂いているそうです。
ニンジン嫌いの子供たちはニンジンの味が濃厚なので食べにくかったようですが、ニンジン好きには美味しくて大好評だったそうです。

震災でたくさんの方々が亡くなられたので、お正月はできませんでしたが、餅を食べ力をつけ皆様から元気をもらい この冬を乗り越えようと頑張ってるそうです。

また、沢山の皆様からもご支援をいただきました、本当にありがとうございました。

生活支え合いの会「あおぞら」様から
毛布、ホッカイロ、冬もの衣類、防寒具、
渡部様から石鹸、
金子さまからお餅、レトルト食品、ホカロン、入浴剤、洗剤、
山下さまからお布団、加湿器、ファンヒーター、
萩原さまからお蕎麦など年越しセットとお餅、食品、ホッカイロ、Boxティッシュ、
復興市場様からストーブ、
三菱商事ユニメタルズ様からカレンダーと手帳、
奥田様からラーメン、玄米、チョコ、クッキー、パソコン、
清水さまからコートとマフラー、
放生さまからお塩、
長坂さまから布団乾燥機、
小澤さまからオフィス支援でレーザープリンター、
岡山県の高田様から衣類と雑貨、
山本さまから洗剤類、
AmazonJapanからご支援くださいました匿名の皆様からミネラルウオーター、カップ麺、生活用品のご支援をいただきました。

おいそがしい年末から年明けてからも沢山のご支援に感謝申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

東京サポート本部 佐々木

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今年もよろしくお願い致します

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

 
大槌町の土沢さんから送っていただいた、岩手と宮城の県境の唐桑半島の初日の出です。

 
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
東京サポート本部 佐々木

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