活動報告

大槌町に希望の光を!

(左)土沢さんと金野(右)
岩手県と宮城県には、県の境界線はあります。でも空は一つに繋がり、広がっています。私たちの心も一つです。

支援者の皆さま
いつもありがとうございます。
代表の金野です。

緊急でお願いがあります。

岩手県大槌町から悲痛な声が届きました。

釜石市の北にある大槌町は、行政自体も被災しています。

震災時、津波で自宅を失った方々を救ったのは、かろうじて津波の被害を免れて、自宅の被害が最小限で済んだ自宅避難されている方々です。

「自分達は雨や風は凌げるから」と避難所に毛布や食料や衣類を提供しました。
ですが、行政自体が被災してしまっているため復旧作業が大幅に遅れています。
現在でも瓦礫が、ほとんど撤去されていない状況です。

地元の方々によると、これでも瓦礫は減った方だと仰っていました。

祈望では支援の届きにくい石巻市の雄勝町や北上町にご協力させていただいていましたが、多くの被災地を見ている私の目には、明らかに瓦礫の撤去が遅れているように思えました。

自宅避難されている方々は、罹災証明の申請が通らないそうです。
ですので、お金は行政から1円も入ってはきません。

地域にもよりますが、津波で住まいを失った被災者を、自宅避難の方々は行政より先に支援してきました。
避難所で生活する方々のために、ご自分達の物資をいち早く提供し、そのためにストック分が無くなりました。

雄勝町や北上町と同じ状況です。

震災直後から自宅が無事だった方々には行政からの支援はありません。

予想以上の大震災による復旧の遅れで、仕事もできないそうです。

現地支援者の皆さんも貯えが底を尽き始め、自力での物資確保が困難な状況になってしまったそうです。

近くのコンビニエンスストアが復旧しましたが、資金不足で物資購入ができなくなりました。

現在、とうとう食料不足に陥り、切羽詰まっている状態です。
大槌町の場合、避難所には今のところは配給があるそうです。
電気も水道も復旧しました。                                                                
現状では自宅で避難されている方々が、困窮を極めています。

今もなお、現地で自宅避難民の方々を支援しているのは地元有志の方々です。

正直、自分だけが食べる分であれば何とかなるそうですが、今の自分の力では、自宅避難されている方々への援助はできないそうです。

今は仕事でお付き合いのあるお客様から頂戴した芋や野菜などを、困っている自宅避難されている方々へ分けてあげることしかできないそうです。

「苦しい日々でも、たった一瞬でもいいから、みんなが心から笑顔になれるひと時がほしい。」

そんな想いで『東北復興支援団体 祈望』にお声掛けいただきました。

大槌町はこれから2ヶ月間ほどは、とても苦しい状況が続くと思います。
町は完全に麻痺してしまっているように感じました。
それほど、津波の被害が大きいということです。

大槌町の被害状況をYoutubeにアップいたしました。


これは震災から3ヶ月経った、今現在の町の姿です。

どうか、大槌町の方々への支援をお願い致します。

ご支援はアマゾン様からも可能となっています。どうか、皆様の力をお貸しください。
大槌町の多くの方々に物資はもちろんですが、全国からの「まごころ」も共に届くことを願っています。

被災地の子供たちにも、本当の笑顔が戻る日を願い、みんなで助け合っていけたらと思います。

「一人はみんなのために!みんなは一人のために」
どうか宜しくお願い致します。

代表 金野

支援活動 | 11:13 PM

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