復興への誓い
支援者の皆さま
いつもありがとうございます。
代表の金野です。
震災から、早くも3カ月という時間が経ちました。
自社の再興と支援活動とあっという間の3ヶ月間でした。
苦しい日々でしたが、皆さまのたくさんの励ましや支援のおかげで、何とか激動の日々を乗り越えることができました。
被災地の現状は、未だに方向性も決まらず混乱と不安に陥っています。
私は、今日、石巻支部の大槻さんと共に、雄勝町の瓦礫のど真ん中に降り立ちました。
初めて、この地を訪れたのは15年前でしょうか。
大槻さんと出会って以来、ちょくちょく遊びに来ては
大槻さんが養殖したウニ丼をご馳走になったりもしました。
この地で、たくさんの方々と出会いました。私には思い出の多い町なのです。
今では4000人を超えていた人口も、900人となりました。
蘇るのは、美しかった雄勝町の風景や優しくしてくださった方々の笑顔です。
目を閉じると昨日のことのように脳裏に蘇ります。
復興!復興!復興!
言葉では、こんなにも簡単に出てくるのに、現実は厳しく全く先が見えてきません。
瓦礫だらけの町並みを眺めながら、大槻さんは呟きました。
「もう、国や行政の援助を待つのはやめよう…。自からが動かないと復興は無理だ…。」
私もそう思います。
自分から立ち上り、前え前え、今は力が無くて走れなくても、歩けなくても、這ってでも、前へ前へ進もう。
今は、それしかできません。
何もない瓦礫だらけのど真ん中のこの地に祈望のプレハブを建てて、旗を立てて、復興への第一歩を歩みます。
この膨大な被害を前に自分達が何処までできるかはわかりません。
人は何かを成し遂げようとする時、まるで試されているかのように様々な妨げが、その身に降りかかるものです。
例外なく私たちの前にも壁は立ちはだかるかもしれません。
それでも私たちは、振り返らず、避けず、諦めず、歩み続けます。
瓦礫だらけの町並みの中に、ポツンと空き地があります。
ここは、大槻さんが所有している土地でした。
この地にプレハブと旗を掲げて祈望は本格的に次の段階へと進もうと思います。
地場産業の復活に向けて、全身全霊を込めて頑張りたいと思います。
支援者の皆さま。
どうか、今後ともお力をお貸しください。
全国からの清らかな魂と熱い心は決して無駄に致しません。
いつの日か、復興という形で必ず恩返し致します。
今後とも「祈望」を宜しくお願い致します。
代表 金野