活動報告

カテゴリー : 支援活動

「一歩」さんがリニューアルオープン

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

先月移転をお知らせしたお惣菜屋「一歩」さんが、リニューアルオープンしました。
 

移転した「一歩」さん


画面奥に見えるのは防災庁舎です


隣の店は武山さんの妹さんのお店だそうです。店名は「moko」モコパン


モコパンは手作りパンの店です。 クロワッサン、クリームパン、アップルパイ等々焼きたてを提供しています

南三陸の仮設商店街の家賃が月額7万円(家賃+撤去時の解体
費用として2万円を支払う)と高く、とても出店できないため、
今月から電気が通ることになった、南三陸廻館(まわりたて)に
有志の方々と共にリニューアルオープンすることになりました。

家賃が高いと商品単価に家賃分が上乗せになり、
被災地の皆さんにとって高いものになってしまいます。

被災から生活が再建するまでなんとか家賃を安くして欲しい、と交渉していましたがかないませんでした。

津波で更地のようになった町のど真ん中で、この一歩から、
また賑わいのある町にしよう、一から商店街をつくりあげよう!という挑戦です。

あの防災庁舎が見える町の真ん中になります。

隣には、手作りパンの店「moko」ができました。

どうぞ応援してください!

惣菜屋「一歩」
営業時間 11時~18時

3月12日現在のメニューはこちらになります。

  • とんかつ
  • 唐揚げ
  • メンチカツ
  • エビフライ
  • ヒレカツ
  • コロッケ
  • 串かつ
  • 白身魚フライ
  • かきフライ
  • 春巻き
  • たこ焼き
  • ライス
  • お弁当(予約注文になります)
  • ジュース類


 

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支援者の皆さまへ

支援者の皆さま
いつもありがとうございます。
代表の金野です。

一年前、東日本大震災によって、私たちは多くの尊い大切なものを失いました。
震災翌日、私が見た光景は変わり果てた街の姿でした。
今でも言葉では言い表すことができません。
正直、「復興は難しい・・・」そう感じました。

極限状態が続いていた日々の中で、私は日本の底力を感じました。
余震が続き、瓦礫だらけの危険な被災地に様々な形で支援頂きました。
苦境に立たされていた私たちにとって正に希望の光でした。
数々の純粋な善意にどれだけの人々が、折れそうだった心に勇気と望みを取り戻す
ことができたことか。

大変ありがとうございました。
震災からずっと助けて頂いたのに、私たちにはこの言葉しか見つかりません。

正直なところ、一年経った今でも私たちは復興と自社の再建で精一杯です。

でも、こうして立ち上がって前に一歩を踏み出せたのは支援、応援してくださった
皆様のおかげです。

感謝の思いでいっぱいです。

震災から一年が経ちますが、被害が広範囲に渡る被災地では、事業再建に踏み出せた
企業と、未だに先の見えない企業との開きが出てきています。

報道では復興が少しずつ進んでいるように見えますが、被災地の真実の姿は異なり
ます。

事業再開できない企業が、まだまだ沢山あるのです。
被災地各地では、失業した方々が生きていくために仕事を求め、人口流出も問題に
なっています。

祈望メンバーは、被災した企業様の事業再開を全力で応援するために集いました。
これからも被災地での事業再開には様々な問題が発生します。

でも、私たちは決して諦めることなく復興を成し遂げるその日まで戦い続けます。

皆様に改めてお願いがあるのです。

被災地での事業再開は今の国の力やシステムでは困難を極めます。
まだまだ、これからも皆様のお力が必要なのです。

パソコン、机、イス、棚、事務用品など事業再開に必要なオフィス用品をお譲り
頂きたいのです。

どうか幅広くお声掛けをお願い致します。

「みんなは一人のために」
「一人はみんなのために」

私は日本の底力を信じています。

東日本大震災では多くの方々が家族を失い、家を失い、希望を失いました。
その中で、助け合い、譲り合い、思いやり、心の大切さに改めて気付きました。

この困難を乗り越えていく子供たちの中からも多くの素晴らしい若者たちが育つと思います。
でも、今はまだ原石です。

いま日本は問われています。

私たちはこれからの日本を背負っていく子供たちに何ができるかを真剣に考えなければ
なりません。

私たち大人は、どんな困難にも立ち向かい、決して諦めない、一生懸命生きる姿を
子供たちに背中で見せなければなりません。

将来、子供たちが笑顔で働ける環境を取り戻すのは生き残った私たちの責務です。

次世代に希望の光を灯すことを願い祈り誓い私たち祈望は、これからも全力で頑張って参ります。

そして、皆様とともに復興を成し遂げたいと願っています。

 
代表 金野

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大槌町の皆さんからのお礼メッセージ

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

明日、震災から一年を迎えます。

被災された方ならびにご家族の皆様に、あらためまして謹んでお見舞い申し上げます。

また、復興とご支援にご尽力くださっている皆様には、深く敬意を表するとともに、
祈望を通じてご支援くださいました皆さまと企業さまに、被災地の方々に代わり
心より感謝申し上げます。

震災直後からの被災地のニーズは刻々と変化してきました。
今後も被災地の様子に耳を傾けながら、支援の必要のなくなる日まで続けてまいり
たいと思います。

本日、大槌町の皆様からメッセージをいただきました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

震災から明日で一年になります。

沢山の知り合いを亡くし、悲しさ、悔しさの中での一年は、正直辛かったです。

復興の状態も解らないまま月日ばかりが進んでいて、不安と焦りがあります。

一歩一歩前に進んでいますが正直、この先を考えると不安だらけです。

その状態のなか震災後、皆様からいただいた、あたたかいご支援で
私達は勇気、希望を頂き沢山の笑顔がうまれたことに代表して感謝致します。

まだ少数の世帯、両親が入院中の世帯にご支援を頂いている状態ですが
皆様から頂いた絆を忘れず、頑張って参ります。

大槌町はショッピングセンター、仮設店舗も開店して幾らか町らしくなってきました。
後は、雇用と人口減少の対策ですね。

こればかりは、個人の力では無理ですが。

明日をどう迎えれば良いか、正直解らないまま、迎えそうです。
何より沢山のご支援頂きまして有り難うございました。

 
大槌町代表 土沢孝弘

 
 

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茨城からのオフィス支援

出来るだけたくさん積めるよう、テーブルはばらしてありました。下ろした後、一つ一つ丁寧に組み立てて下さいました。

袖付事務机4台、キャスター付椅子2脚、シュレッダー1台のほか、商談用テーブル・椅子などご支援頂きました

『スクラム組んで頑張ります!』と㈱エバタコーポレーション様

支援者の皆さま
いつも温かいご支援をありがとうございます。
仙台メンバーの倉田です。

 
2月23日、しらかし台の倉庫にて、株式会社エバタコーポレーション様よりオフィス家具の支援物資を受け取りました。
継続的なご支援・ご協力、心より感謝申し上げます。

今回、トラックの手配が出来なかった中、ワンボックスに積めるだけ積んできて下さいました。後日、今回乗りきらなかった分、また、追加で準備出来る分(予定)と、3月以降に2度ほどご支援して下さる予定でいるそうです。本当にありがとうございます。

 
【今後ご支援頂ける物資】(あくまで予定です)
椅子9脚・肘かけ付椅子12脚・ハイカウンター・ローカウンター・ソファー(コーナー・一人用各1)・書庫 など

 
必要とされている方々に、大切にお渡しさせて頂きます。
皆さまからの温かなご支援、心より感謝申し上げます。

 
仙台メンバー 倉田

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北上町十三浜の株式会社木村水産

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

浜で水揚げされたアワビを選別しているところです。肉厚でイキのいい高品質のアワビを仕入れます。放射能検査をしょっちゅう行なって、安全なものだけを出荷しています。


木村水産様の工場内での選別風景です。 三陸の美味にこだわっています

今回は、北上町の十三浜で事業再開に向けて奔走されている木村水産さまをご紹介します。

北上町の十三浜はリアス式の崖の切り立っている三陸海岸沿いにあります。
日本を代表する三陸わかめの産地で、北上川からの恵みと親潮と黒潮のぶつかりあう海域で育つ魚介類は、ミネラルが豊富で、漁場と養殖業が活発な地域です。

十三浜地区は、北上川河口付近から北にむかって、
追波(おっぱ)、吉浜(よしはま)、月浜(つきはま)、
立神(たてがみ)、長塩谷(ながしおや)、白浜(しらはま)、
小室(こむろ)、大室(おおむろ)、小泊(ことまり)、
相川(あいかわ)、小指(こさし)、大指(おおさし)、
小滝(こたき)という13の集落で構成されています。

このうち漁港があるのは白浜、小室、大室、小泊、相川、小指、大指の8つになります。

ひとつひとつの浜の名前に、荒々しい自然と共に生活して来た人々の歴史と風光明媚な景色を感じます。

特産物のめかぶ、わかめ、牡蠣、アワビ、ウニ、ホヤ、タコ、ホタテ、
べっ甲シジミ、サクラマス、昆布、岩のりなどの養殖場がありましたが、
震災で全壊し、漁船も流され壊滅的な被害を受けました。

約630世帯がありましたが、震災で460家屋が全壊、7割の漁船を失い、
地盤沈下で満潮時には冠水してしまいます。

被災地の水産加工会社さんが事業を再建するためには、仕入れと販売の
タイミングをうまく回すことが大事なので仕入れの資金を調達出来ないと、
事業を始めることができません(終わってしまう、廃業になる)。

自社の販売する魚介類の種類によって収穫できる期間が限られているため、
収穫期に1年分の仕入れをして、美味しく冷凍できる冷凍設備で保存し
注文が入った分を冷凍庫から出して加工し、一年間かけて販売していきます。

そのため、最初の仕入れができなければ、事業の継続が困難になります。

木村水産様は、三陸でとれる高品質のこだわり商品を販売していました。
北上町十三浜の特産品である冬の「あわび」、春から夏の「うに」、これから旬を迎える
「めかぶ」は、日本最高峰の味と品質だということで世界中から注文がきていました。

今年は、震災の影響で漁獲量がいつもの6割以下になると予想されるため、
仕入れの価格も例年より割高になっているそうです。

水産加工は仕入れの金額が大きいので、まとまった資金がないと成り立ちません。

例えば、三陸ではこれから「めかぶ」、「わかめ」のシーズンになりますが、
去年からタネを入れて今月からようやく水揚げが始まります。

獲れるシーズンは、3月と4月のたったの2ヶ月しかないので、この2ヶ月間で
来年までの1年間に販売する量を仕入れて、加工しなくてはなりません。

仕入れた一年分の材料は、貸冷凍庫屋さんにkg単価いくらで蔵代を支払って
保存しますので、仕入れ代の他に1年間保管する蔵代も必要になります。

木村水産様は毎年、大量のめかぶを仕入れて販売してきましたが
このような状況のため、今年は7〜80t仕入れて販売するのが精一杯の目標です。

仕入れに必要な資金は約3,000万円ですが、この資金を銀行から融資を
受けることが出来ませんでした。

津波で冷凍庫の在庫がまるまるダメになったため、資金を津波で失ったと等しい状況でした。

さらに工場の設備の被災も加わり、設備を修理するために一千万円以上の費用が
かかってしまいました。

やっとのことで加工工場の準備を整えたのに、まとまった仕入れの資金が調達出来ず、
第一歩を踏み出せずにいるのです。

すでに各地から何千箱ものご注文が入っているのですが、仕入れ資金がないと
必ず納めますというお約束が出来ないのです。

商品を切らすとお客様は他に行ってしまいますので、なんとしても今までのような
高品質の商品を提供したいと、資金集めに奔走しています。

水産加工会社の方からすると、数千万円という金額は返済出来る金額なのですが、
震災後は銀行は今までのように融資してくれなくなりました。

工場が残っていると「罹災」扱いされないため、国の助成金も受けられず、
なんとか小さな額の仕入れでしのいでいる状況です。

例年どおりの資金があれば、従業員10~15人を雇用でき、地元の漁師さんたちから
買い付けもできるので浜の復興にも繋がりますし、地元の雇用も復活します。

北上町では再開出来たお店がまだありませんので、準備の整っている木村水産様が
再開することができれば、地元の経済を牽引することができるのです。

木村水産様は事業再開の最低ラインの30t(1,000万円)の資金を集めるために、
「セキュリテ被災地応援ファンド」に参加することにしたそうです。
http://oen.securite.jp/

「木村水産めかぶファンド」で現在2,000口(1,000万円分)を募集中です。
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=221

このファンドは半分が寄付、半分が投資ということで、一口1万円 (応援金(寄付)5,000円
+出資金5,000円)から申し込むことができるそうです。
2,000口のうち、全額が木村水産様の仕入れ資金になります(※)。

木村水産様のほかにも、参加されている企業様がいらっしゃいますので、
是非とも東北の企業を応援したい!!という方はぜひホームページを見てみてください。
どうぞよろしくお願い致します。

木村水産様の理念は、国産品にこだわった三陸の美味を全国にお届けすることです。
割高の韓国産や中国産の原料を仕入れるところもありますが、木村さんとしては
断固として三陸の浜にこだわりたいそうです。

地元の浜の産品にこだわることで、漁師さんのお仕事も増えるし、町も復活できるし、
先祖代々お世話になった海で生きることができるからです。
そして、やはり三陸でとれる国産のめかぶ、わかめ、ウニ、あわびは輸入品とは
別格に美味しいので、この味を日本ブランドのためにも引き継いでいきたいのです。
最初の資金さえ万全であれば、どんどん頑張ることができるのです。

この最初の資金のところで協力してくださる銀行、信用金庫、投資家の方々、
支援企業をどうやってみつけたらよいのか悩んでいます。
被災地の他の企業も同じような状況のところばかりです。

このブログをご覧の投資家の方、銀行の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ被災地の企業様へのご支援、ご協力をお願い致します!!

最初の仕入れ資金さえあれば再開できるところが資金融資を待っています!!

十三浜の復興と安心出来る食品を目標にすると、被災地応援ファンドの資金だけでは
とても少な過ぎるので、なんとか仕入れ資金の問題が解決出来るように、祈望でも
支援の呼びかけのお手伝いができればと思っています。

北上町の武山さんは震災前から木村水産の工場長として会社を牽引してきました。
現在、ご自分のお店と掛け持ちで、再開に向けて頑張っています。

●木村水産様では、資金協力だけでなく、ご注文も受付中です。
お問い合せはこちらにお願い致します。
___________________________________________
 〒986-0201
 宮城県石巻市北上町十三浜字大指93-1
 株式会社 木村水産
 電話:0225-66-2255
 FAX:0225-66-2322
 インターネット環境はありませんので、ご注文はFAXでお送りください。

 お振込先
【銀行口座番号】七十七銀行 飯野川支店(普)0005959
___________________________________________

震災前につくった木村水産様の商品パンフレットです。お値段は直接お問い合せください。

震災前に制作したパンフレット


※…被災地応援ファンドは集めた資金全額を事業者様にお渡しするのですが、うち半分は
返済義務の無い寄付金として、残り半分を事業の状況に応じて分配を受けられる出資金として
お渡しされるということです。

 
東京サポート本部 佐々木

2月23日に十三浜の説明を追加しました。

2月29日に「被災地応援ファンド」の説明を修正しました。


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㈱サンフィール 様からのオフィス支援

雨が降る中、東京から大切に運んで下さいました。

品薄だった事務机・椅子など、たくさんのオフィス家具をご支援頂きました。

支援者の皆さま
いつも温かいご支援をありがとうございます。
副代表の倉田です。

 
本日しらかし台の倉庫にて、東京の株式会社サンフィール 代表取締役 秋元隆弥さまより、オフィス支援物資を受け取りました。

秋元さまは、震災直後いち早く生活支援物資を送って下さり、また、私どもの活動にご賛同頂き、自宅避難されている地域の方々に、当時なかなか手に入らなかった自家発電機を社員総出で探して下さり、数台ご支援下さいました。改めまして、この場を借りて御礼申し上げます。

 
今回、㈱サンフィール様からご支援頂いた物資です。

 業務用机 6台
 業務用椅子 6脚
 カウンター机 3台
 カウンター机用椅子 11脚
 プリンター・付属品 1台
 プリンター用台 1台
 複合機 1機
 ロッカー(観音開タイプ) 1台
 ミーティング机 1台
 ミーティング机用椅子 4脚

 
オフィス家具は、残念ながら最近はご支援頂ける品数が減少しております。そのような中での今回のご支援、本当にありがとうございました。復興に向け立ち上っている企業様、皆さまのお役に立てるよう、大切にお届けしたいと思います。
たくさんのご支援、心より感謝申し上げます。
 
副代表 倉田

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被災地の近況をお知らせします

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

被災地では雪も積もり毎日平均マイナス6度前後の氷点下の気温が続いています。
インフルエンザも子供たちの間で広まってきているそうです。支援者の皆様も体調管理にどうぞお気をつけください。

大地を守る会様から加工品のご支援をいただきました。 いつもありがとうございます。


どれも「味が濃い」と大好評です

こだわり食品の大地を守る会様から、雄勝、北上、大槌町の3カ所に加工品が到着して、有り難く分配いたしました。
生活支え合いあおぞらの渡部様秋元様から衣類、
海老澤さまから衣類、
松戸さまからミニカップ焼きそば、チョコ、
山本様からコンタクトレンズ、
萩原さまからお菓子、スープ、カイロ、
奥田様からクッキーチョコレート、
三菱商事ユニメタルズ様からカメラ、お菓子、カレンダー、レトルト食品、
ちば様から手編みのマフラー、
帶川さまからカップうどん、焼うどん、
岡山の松尾様からカイロ、レトルトカレー、
柏木さまからお茶、のど飴、
別府様から衣類、
藤村さまから食品と生活用品、
アバディーン投信投資顧問株式会社様から衣類、子供用玩具、
文具、生活用品など
佐藤さまから衣料品、
AmazonJapanからご購入くださいました匿名の皆様からカップ麺、お茶、洗顔クリーム、ミネラルウオーターなど、沢山のご支援ありがとうございました。

先が見えない不安を抱える中、とても有り難くて涙を流す方々もいらっしゃったそうです。

さて、現在の被災地の近況のご報告です。雄勝、北上、大槌町の方々へ電話で伺った内容です。

昨年は震災直後からしばらくは、沢山の方々が炊き出しやイベントなど被災地で復興の太鼓や踊りや歌などが催されましたが、被災者の方々からすると、実際の所「食べられる」「仕事を得る」ことに繋がらないので全国の皆さんからのお気持ちは有り難いけれど、複雑な心境のようです。
新聞やTVではどんどん復興しているように報道されていますが、本当は被災地の1割にも満たないごく一例でしかないのだそうです。

漁業関係のがれき撤去もほぼ終了したため、がれき撤去の仕事も無くなり女性も男性も内職仕事をしていますが、ミサンガ等をつくってはいるものの、1日二千円前後の収入にしかならないので生きて行くのがとても大変だとおっしゃっていました。

沿岸部から1時間くらいバスで行った所に、電子部品の工場が再開したのでそこに勤めに行く方もいますが、交通費やガソリン代もかさむので通勤が大変で収入から通勤費を引くとほとんど残らないが、何もしないよりは、ということで、頑張っていらっしゃるそうです。しかし、生活を再建するにはやはり厳しい状況です。

昨年宮城県沿岸部の商工会が、地元の商店のために仮設店舗をつくろうという計画を立て、11月にオープンする予定でいたのですがなかなか場所が決まらず、12月にやっと場所が決まったものの、5坪で家賃が5万円とのことで入店出来る店舗が集まらず、まだ先になるのではという状況です。

せめて最初の1〜2年位は家賃無料にしていただければ家賃分で人を雇えるのに、と地元の方々が町の家賃無料か、低価格にしてほしいと商工会と交渉しています。
(1月31日追記:最終決定された家賃は7万円。仮設店舗なので解体する費用2万円も毎月被災者に負担してもらうということになったらしく、最終的に誰も入店出来る人がいないという状況になってしまいました)

沿岸部はさらに地盤沈下で、いまだに埋め立てが進んでいないこともあり、いままで商店街が沢山あった場所が、今は海の中になってしまいました。
1月23日は大潮だったので、国道45号線沿いにみるみる海水が流れ込んで来て、満潮時は完全に冠水したそうです。
満潮になると地盤沈下した沿岸部は危険な地域になります。

高潮で街の中心にある主要幹線道路(R45)に海水が流れ込む直前の写真です。 南三陸町志津川保育所から撮影

お店を出すにも場所が無く、補助金の申請も通らずで、地元の商店は事業を再開出来ずに苦しんでいます。

蓄えも底を尽きる寸前なので、なんとか早くよい場所を見つけて再開したいと思い銀行に融資を頼んだり金策をしていますが、工場も家も流されてしまった事業主には、銀行はお金を貸してくれません。

補助金も通らず、仮設店舗にも入店出来ず、お店を再建したくても場所が無く(地主や大家さんが行方不明で手を付けられない場所もたくさん有り)資力のあるうちなら何とかなったのですが、時間が経てば建つ程難しくなってきました。

被災地応援ファンドというものもすでにありますが、支援を集めるにはなかなか難しいものがあるようです。

事業を再建したい方々の熱意に賛同し、投資か寄付してくださる方がいれば再建の一助になるのでは、と考えていますが被災地の企業さんと協力して、被災者側も支援側も時間と体力の勝負になると思いますので、強い意志で取り組むことができればと思います。

今年は失業保険も切れる人が出始め、会社を解雇された方は収入が無く、パートや内職を掛け持ちしても収入が半減して、震災からの疲労とストレスで体調を崩され、働けない方も増えています。
支援も年をまたいだことで、全体的にかなり減ったそうなので、昨年より厳しい生活になってきています。

被災地の方々はまた3月11日がやってくることが、精神的に非常にきつい、怖いと感じて今の日々を送られています。その中で、毎日のようにこのように支援物資を送り、心を寄せてくださる方がいることが、心の支えになっているそうです。

被災地の皆さんの予想では、雄勝、北上、南三陸、気仙沼、女川あたりの沿岸部は復興計画、整備もなかなか進んでいないので、あと1年か2年は生活基盤を支える生活支援が必要なのではないかと感じています。
生活出来ずに、他の土地に出て行かれる方々も増えてきているので、コミュニティがなくなり、町自体が消えるのではないかという心配もあります。
被災地の雇用もつくらなくてはならないですし、さらに大変な一年になりそうですが、今後とも引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

一日も早く、皆様からのご支援におこたえできるように、皆で力を合わせて頑張ります、とおっしゃっていました。
今後とも被災地の皆さんへの応援をどうぞよろしくお願い致します!

東京サポート本部 佐々木

Posted in 宮城県石巻市北上町, 宮城県石巻市雄勝, 岩手県大槌町, 復興の様子, 支援活動 |

年末年始にかけてのご支援、ありがとうございました

大地を守る会様からのお餅セット


大地を守る会様からのお餅セット 皆様ありがとうございます


復興市場様からのストーブ

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

昨年末、大地を守る会様からお正月用のお餅セットをご支援いただきました。
ニンジン味のお餅と白餅のセットで、大槌町に20セット、雄勝町に550セット、北上町に550セット到着いたしまして、皆様にお配りいたしました。
3地区とも大好評で、勿体ないからと冷凍して、少しずつ頂いているそうです。
ニンジン嫌いの子供たちはニンジンの味が濃厚なので食べにくかったようですが、ニンジン好きには美味しくて大好評だったそうです。

震災でたくさんの方々が亡くなられたので、お正月はできませんでしたが、餅を食べ力をつけ皆様から元気をもらい この冬を乗り越えようと頑張ってるそうです。

また、沢山の皆様からもご支援をいただきました、本当にありがとうございました。

生活支え合いの会「あおぞら」様から
毛布、ホッカイロ、冬もの衣類、防寒具、
渡部様から石鹸、
金子さまからお餅、レトルト食品、ホカロン、入浴剤、洗剤、
山下さまからお布団、加湿器、ファンヒーター、
萩原さまからお蕎麦など年越しセットとお餅、食品、ホッカイロ、Boxティッシュ、
復興市場様からストーブ、
三菱商事ユニメタルズ様からカレンダーと手帳、
奥田様からラーメン、玄米、チョコ、クッキー、パソコン、
清水さまからコートとマフラー、
放生さまからお塩、
長坂さまから布団乾燥機、
小澤さまからオフィス支援でレーザープリンター、
岡山県の高田様から衣類と雑貨、
山本さまから洗剤類、
AmazonJapanからご支援くださいました匿名の皆様からミネラルウオーター、カップ麺、生活用品のご支援をいただきました。

おいそがしい年末から年明けてからも沢山のご支援に感謝申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

東京サポート本部 佐々木

Posted in 宮城県石巻市北上町, 宮城県石巻市雄勝, 岩手県大槌町, 支援活動 |

今年もよろしくお願い致します

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

 
大槌町の土沢さんから送っていただいた、岩手と宮城の県境の唐桑半島の初日の出です。

 
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
東京サポート本部 佐々木

Posted in 支援活動 |

皆様のご支援に感謝致します!

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

2011年3月11日 PM2:46 M9.0 日本の観測史上最大の大地震、千年に一度と言われた東日本大震災。
大津波、大地震、福島原発事故、風評被害、被災地の惨状と復興の進まぬ被災地の現状に日本中が大きな悲しみに包まれた厳しい一年でした。

新聞やTVではどんどん復興しているように報道されていますが、本当は被災地の1割にも満たないごく一部でしかないということを知って頂きたいと思います。

仮設店舗やスーパーが再開しだしても、収入が減った方々は、買い物も苦しい状況が続いているのが現状です。
来年、再来年は今年よりもさらに厳しい生活になるのではないかと感じています。

東北はとても気高く我慢強い方々が多いです。
なかなか助けを求めたり、たやすく他人を頼ることをしない方々が多いですが、現状を知れば、どう見ても、助けが必要な状況の方々がたくさんいらっしゃいます。
どうかこの震災のことを忘れないでください。
困っている方々が、まだまだたくさんいらっしゃることを忘れないでください。

東北の皆さんのために何かしたい、支援したい、と言う気持ちが広がり暖かいご支援と、励ましのお言葉を沢山いただきました。
人と人との繋がりを感じた一年でした。
1,000人以上の皆様から、たくさんの暖かいご支援をいただきました。
本当にありがとうございました。

マンパワー不足で皆様への御礼が遅れたり、ご報告が遅れたり、情報不足だったり、試行錯誤しながらの支援活動に対して、暖かく見守ってくださった支援者の皆様、
本当にすみませんでした、ありがとうございました。

まだまだ復興への道のりは長いですが、
来年も、被災地の会社再建・雇用促進につながる「オフィス支援」と、
被災地の皆さまの生活再建につながる「せいかつ支援」食料の確保も、頑張ってまいりたいと思います。

そして、被災地の声をしっかりきいて、皆様のニーズとメッセージを発信してまいりたいと思います。

来年も被災地の皆様への暖かいご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

被災地の一日も早い復旧・復興をお祈りするとともに
来年こそ平穏安泰な日常が訪れますよう、心から祈念いたします。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。

東京サポート本部 佐々木
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いつもお世話になっております。
支援者の皆様には、震災後は色々と大変お世話になりました。
雄勝地区一同、感謝致しております。大変有難うございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
雄勝町代表 大槻
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今年は、たくさん本当にありがとうございました。
お正月気分にはなれませんが、餅を食べ力をつけ皆様から元気をもらい、この冬を乗り越えようと頑張っています。
風などひかないように良いお年をお迎えください。
北上町代表 武山
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本年は、支援者の皆様に何度お礼を言っても足りないくらいお世話になりました。
この2011年は今までに経験したことのない年になりました。皆様の絆と言う沢山の心に幾度となく助けられました。この皆様に頂いた希望と勇気で素晴らしい街になるように少しずつ頑張ってまいります。
はっきり言ってご支援を頂いている立場上、来年も宜しくお願いします。とはいいづらいですが、数多くのご支援を頂いた事を忘れずに新年に突入いたします。
2012年が少しでも素晴らしい年になることを願って。
大槌町:代表土沢
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武山さんから送っていただいた南三陸町の「復幸の光」。復興の「興」を「幸」にかえたものです。町の商工会の皆さんが、街頭も無く町が真っ暗なので、がんばろう!という気持ちを込めてつくったそうです


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