活動報告

車のお届け完了しました。ありがとうございます

支援者の皆様こんにちは
いつも暖かいご支援ありがとうございます。
仙台支部 車輛担当のオートラウズ後藤です。

岡山県総社市役所様からお譲りいただいたアテンザセダンを、南三陸町の高橋様へ
先月25日にお届けしました。

高橋様は南三陸町の漁業農業協同組合市場で最年少、20代の競り人さんです。
津波でお家と車を流されてしまいましたが、
総社市様からご支援いただいたアテンザセダンで夢と希望をいただきました。

 
3月19日に気仙沼の小野寺様へ、神奈川県の角本様からお譲りいただいたモビリオを
お渡ししました。

気仙沼は、地震と津波被害と火災の被害で、いまだに道路の復旧ができていない地域です。
小野寺様の会社はちょうど火災の中心部の地区で、ひどい被害を受けたそうです。
モビリオで小野寺様ご家族に希望が生まれました。

車のご支援ほんとうにありがとうございました。

現在10件以上の車譲渡のお問い合わせをいただいていますが、3月、4月は自動車税の
期限で手続きが難しくなりマッチングが行えない場合もあります。
ご希望に添えない場合はどうぞご容赦下さい。

 
後藤

 

「ご支援ありがとうございます! 息子も大喜びです!久しぶりの愛車に家族一同 感激しています!」

小野寺さんのお子さんです。チャイルドシートを付けてよろこんでいました


支援活動 | 1:34 AM

「一歩」さんがリニューアルオープン

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

先月移転をお知らせしたお惣菜屋「一歩」さんが、リニューアルオープンしました。
 

移転した「一歩」さん


画面奥に見えるのは防災庁舎です


隣の店は武山さんの妹さんのお店だそうです。店名は「moko」モコパン


モコパンは手作りパンの店です。 クロワッサン、クリームパン、アップルパイ等々焼きたてを提供しています

南三陸の仮設商店街の家賃が月額7万円(家賃+撤去時の解体
費用として2万円を支払う)と高く、とても出店できないため、
今月から電気が通ることになった、南三陸廻館(まわりたて)に
有志の方々と共にリニューアルオープンすることになりました。

家賃が高いと商品単価に家賃分が上乗せになり、
被災地の皆さんにとって高いものになってしまいます。

被災から生活が再建するまでなんとか家賃を安くして欲しい、と交渉していましたがかないませんでした。

津波で更地のようになった町のど真ん中で、この一歩から、
また賑わいのある町にしよう、一から商店街をつくりあげよう!という挑戦です。

あの防災庁舎が見える町の真ん中になります。

隣には、手作りパンの店「moko」ができました。

どうぞ応援してください!

惣菜屋「一歩」
営業時間 11時~18時

3月12日現在のメニューはこちらになります。

  • とんかつ
  • 唐揚げ
  • メンチカツ
  • エビフライ
  • ヒレカツ
  • コロッケ
  • 串かつ
  • 白身魚フライ
  • かきフライ
  • 春巻き
  • たこ焼き
  • ライス
  • お弁当(予約注文になります)
  • ジュース類


 

宮城県石巻市北上町, 支援活動 | 9:43 PM

2012年3月11日の大槌町

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

震災から一年を迎えた、現在の岩手県大槌町の様子をご紹介します。

大槌町の土沢さんから、三日前の3月11日に撮影した大槌町の写真を送っていただきました。

(本日、三陸沖で震度4の地震がありましたが、大槌町の皆さんは全員ご無事でした。今日のは
「かわいい地震」だそうです。亡くなった方々の分まで必ず、絶対に生きます!とのことです。)

高台より撮影した大槌町内浸水地区高台より撮影した大槌町内浸水地区

高台より撮影した大槌町内浸水地区です。

左は大槌町の中心地、役場近辺です。右は海沿いに向かう道路沿いです

大量に積まれた瓦礫。この先の処理が課題になっています

高台で浸水をまぬがれた住宅地です。目の前は平地で、地震の度にまた津波が来るかと
不安が消えません。夜は外灯もほとんどなく、暗いです。

大槌町の仮設商店街
仮設商店街です。ご支援頂いた大坂屋菓子店様もお陰様で、沢山の全国の方々より
ご注文を頂いております。

 
現時点で大槌町の復興計画は、まだわかりません。土地問題、雇用対策は深刻です。

3月~4月で町内から移動する方は、かなりいます。仕事で回っていると多いですね。

人口減少は、深刻な問題です。私達個人店は、この先の商売を考えると不安で
いっぱいです。

しかし、その状況の中でも、次の世代の子供達に素晴らしい大槌を、そして、
忘れてはいけない沢山の方々が犠牲になった震災の怖さを伝えて、前に進んで行きます。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りしつつ、行方不明者の方々が一人でも多く
発見されることを願います。

笑顔で前に進んで、ご支援者の皆様に一つでも良い報告ができるように、日々
協力して頑張ってまいります。
                                      
土沢

岩手県大槌町, 復興の様子 | 8:43 PM

雄勝町、北上町の皆さんからのお礼メッセージ

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

震災から1年を迎え、被災地沿岸部ではここ数日慰霊式典と一周忌で多忙な日々となりました。

雄勝町と北上町の皆様から感謝のメッセージをいただきました。

市街中心部からかなり離れているため、震災直後も今もなかなか支援の届きにくい地域です。
特に今年は寒さも厳しく、厳しい生活が続いていますが、なんとか1年目を迎えることが
できました。

本当にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

大地を守る会さまより届いた野菜を仕分けしています。いつもありがとうございます


送っていただいた衣服を試着しています。沢山の方からお送りいただきました。ありがとうございます


住人の一部ではありますが年末に親睦会を開きました


送っていただいた物資で料理を作り、歌手の方に来ていただきました

3.11から一年が経ち、一から出直しで一歩一歩前進して
参りましたが、無からの出直しかと失望と無念の中、
全国各地からの支援を頂き希望に向けた歩みに加速することが出来ました。

また、見ず知らずの者の為にこれ程までの支援を頂き
一同皆感謝と敬愛の念にかられ、涙なくして、また、
口を揃えてよろしくお伝えくださいと申しておりました。

東北の人間は我慢強さが有り苦しみには強さを見せますが、口下手で感情を上手く伝えることは出来ません。

これからの我々の立派な復興でお返ししたいと思いますので、これからも御支援の程よろしくお願い致します。

 
雄勝町代表 大槻敏也

支援者の皆様

家族の一周忌や追悼式典で多忙な日が続き、ご挨拶が遅れました。

あの未曾有の震災から一年が過ぎましたが、まだまだ皆様の力を借りずにはいられません。
先が見えなく不安な毎日を過ごしている方も沢山いらっしゃいます。

辛く苦しい一年でしたがみんな少しずつ楽になることを
信じ、一生懸命前に進んでいます。
もう少し皆様の力をお貸し下さい。

今の被災地で頑張れる大人の起爆剤、これからの未来を
背負う子供たちへの協力をお願いしたいと思います。

これからも暖かく見守っていて下さい。
よろしくお願い致します!

 
北上町代表 武山英明



 

宮城県石巻市北上町, 宮城県石巻市雄勝, 復興の様子 | 11:11 PM

支援者の皆さまへ

支援者の皆さま
いつもありがとうございます。
代表の金野です。

一年前、東日本大震災によって、私たちは多くの尊い大切なものを失いました。
震災翌日、私が見た光景は変わり果てた街の姿でした。
今でも言葉では言い表すことができません。
正直、「復興は難しい・・・」そう感じました。

極限状態が続いていた日々の中で、私は日本の底力を感じました。
余震が続き、瓦礫だらけの危険な被災地に様々な形で支援頂きました。
苦境に立たされていた私たちにとって正に希望の光でした。
数々の純粋な善意にどれだけの人々が、折れそうだった心に勇気と望みを取り戻す
ことができたことか。

大変ありがとうございました。
震災からずっと助けて頂いたのに、私たちにはこの言葉しか見つかりません。

正直なところ、一年経った今でも私たちは復興と自社の再建で精一杯です。

でも、こうして立ち上がって前に一歩を踏み出せたのは支援、応援してくださった
皆様のおかげです。

感謝の思いでいっぱいです。

震災から一年が経ちますが、被害が広範囲に渡る被災地では、事業再建に踏み出せた
企業と、未だに先の見えない企業との開きが出てきています。

報道では復興が少しずつ進んでいるように見えますが、被災地の真実の姿は異なり
ます。

事業再開できない企業が、まだまだ沢山あるのです。
被災地各地では、失業した方々が生きていくために仕事を求め、人口流出も問題に
なっています。

祈望メンバーは、被災した企業様の事業再開を全力で応援するために集いました。
これからも被災地での事業再開には様々な問題が発生します。

でも、私たちは決して諦めることなく復興を成し遂げるその日まで戦い続けます。

皆様に改めてお願いがあるのです。

被災地での事業再開は今の国の力やシステムでは困難を極めます。
まだまだ、これからも皆様のお力が必要なのです。

パソコン、机、イス、棚、事務用品など事業再開に必要なオフィス用品をお譲り
頂きたいのです。

どうか幅広くお声掛けをお願い致します。

「みんなは一人のために」
「一人はみんなのために」

私は日本の底力を信じています。

東日本大震災では多くの方々が家族を失い、家を失い、希望を失いました。
その中で、助け合い、譲り合い、思いやり、心の大切さに改めて気付きました。

この困難を乗り越えていく子供たちの中からも多くの素晴らしい若者たちが育つと思います。
でも、今はまだ原石です。

いま日本は問われています。

私たちはこれからの日本を背負っていく子供たちに何ができるかを真剣に考えなければ
なりません。

私たち大人は、どんな困難にも立ち向かい、決して諦めない、一生懸命生きる姿を
子供たちに背中で見せなければなりません。

将来、子供たちが笑顔で働ける環境を取り戻すのは生き残った私たちの責務です。

次世代に希望の光を灯すことを願い祈り誓い私たち祈望は、これからも全力で頑張って参ります。

そして、皆様とともに復興を成し遂げたいと願っています。

 
代表 金野

支援活動 | 11:58 PM

大槌町の皆さんからのお礼メッセージ

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

明日、震災から一年を迎えます。

被災された方ならびにご家族の皆様に、あらためまして謹んでお見舞い申し上げます。

また、復興とご支援にご尽力くださっている皆様には、深く敬意を表するとともに、
祈望を通じてご支援くださいました皆さまと企業さまに、被災地の方々に代わり
心より感謝申し上げます。

震災直後からの被災地のニーズは刻々と変化してきました。
今後も被災地の様子に耳を傾けながら、支援の必要のなくなる日まで続けてまいり
たいと思います。

本日、大槌町の皆様からメッセージをいただきました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

震災から明日で一年になります。

沢山の知り合いを亡くし、悲しさ、悔しさの中での一年は、正直辛かったです。

復興の状態も解らないまま月日ばかりが進んでいて、不安と焦りがあります。

一歩一歩前に進んでいますが正直、この先を考えると不安だらけです。

その状態のなか震災後、皆様からいただいた、あたたかいご支援で
私達は勇気、希望を頂き沢山の笑顔がうまれたことに代表して感謝致します。

まだ少数の世帯、両親が入院中の世帯にご支援を頂いている状態ですが
皆様から頂いた絆を忘れず、頑張って参ります。

大槌町はショッピングセンター、仮設店舗も開店して幾らか町らしくなってきました。
後は、雇用と人口減少の対策ですね。

こればかりは、個人の力では無理ですが。

明日をどう迎えれば良いか、正直解らないまま、迎えそうです。
何より沢山のご支援頂きまして有り難うございました。

 
大槌町代表 土沢孝弘

 
 

岩手県大槌町, 支援活動 | 9:47 PM

大​槌町のミニバスケット​クラブ ~小学6年生女​子最後の試合~

支援者の皆さま こんにちは
いつも温かいご支援をありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

岩手県大槌町の土沢さんから、3月3日に開催された
大槌町の小学6年生ミニバスケットクラブの試合の様子を写真とメールで送って頂きました。

第一試合前の円陣です。気合注入中!


黒ユニホーム全員写真(3年~6年)町内の3校の子供達


第二試合前の円陣です。幾らかリラックスしてるかな


二試合目の試合風景(オフェンス)


二試合目の試合風景(ディフェンス)


白ユニホーム全員写真(3年~6年)町内の3校の子供達

日頃は、沢山のご支援を頂き有難うございます。
大槌町の自宅避難者代表の土沢です。

町内は少しずつ店舗も開店して幾らか町らしくなってきました。

本日は、良いご報告です。
皆様から沢山のご支援、応援を頂きました、町内のミニバスケットクラブ(女子)が、
6年生の参加できる最後の試合に3月3日出場しました。

練習できる環境が無く、試合は、負けてしまいましたが、
子供達の笑顔で、私達も元気を頂きました。

全国の皆様からのあたたかいご支援、絆という素晴らしいお力で子供達に思い出の1ページが完成しました事を、代表して感謝いたします。

まだ少数の世帯の方々にご支援をお願い致しております。
皆様のご支援に感謝しつつ私達も一歩一歩、前に進んでいきたいと思います。

少ないですが、子供達の写真を添付しました。

集合写真、試合前の円陣の写真、試合風景です。
久々の試合で緊張気味かも!

本当に沢山のご支援感謝いたします。 

大槌町:土沢


岩手県大槌町, 復興の様子 | 10:30 PM

茨城からのオフィス支援

出来るだけたくさん積めるよう、テーブルはばらしてありました。下ろした後、一つ一つ丁寧に組み立てて下さいました。

袖付事務机4台、キャスター付椅子2脚、シュレッダー1台のほか、商談用テーブル・椅子などご支援頂きました

『スクラム組んで頑張ります!』と㈱エバタコーポレーション様

支援者の皆さま
いつも温かいご支援をありがとうございます。
仙台メンバーの倉田です。

 
2月23日、しらかし台の倉庫にて、株式会社エバタコーポレーション様よりオフィス家具の支援物資を受け取りました。
継続的なご支援・ご協力、心より感謝申し上げます。

今回、トラックの手配が出来なかった中、ワンボックスに積めるだけ積んできて下さいました。後日、今回乗りきらなかった分、また、追加で準備出来る分(予定)と、3月以降に2度ほどご支援して下さる予定でいるそうです。本当にありがとうございます。

 
【今後ご支援頂ける物資】(あくまで予定です)
椅子9脚・肘かけ付椅子12脚・ハイカウンター・ローカウンター・ソファー(コーナー・一人用各1)・書庫 など

 
必要とされている方々に、大切にお渡しさせて頂きます。
皆さまからの温かなご支援、心より感謝申し上げます。

 
仙台メンバー 倉田

支援活動 | 5:49 PM

お惣菜屋「一歩」さん​移転のお知らせ

支援者の皆さま こんにちは
いつも温かいご支援をありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

今までの店舗
 


メニューも増えるということです

昨年8月、南三陸町志津川汐見にオープンした小さなお惣菜屋
「一歩」さんですが南三陸町廻館(まわりたて)にリニューアルオープンすることになりました!

今までは電気がなかったのですが、こちらではやっと電気が開通するそうです。

スタート時は、コロッケ、ヒレカツ、エビフライ、唐揚げ、
とんカツ、メンチカツなどを販売していましたが、最近は学校や団体からのご注文で、まとまった数の仕出し弁当のメニューも加わりました。

今後もお客様のご要望を取り入れて、どんどんメニューを増やして行くそうです。

3月6日
南三陸町廻館(まわりたて)地区にて、再開予定です。
移転作業のため、それまでは休業いたします。

オープンしたらまたご報告いたします。
今後ともご愛顧の程どうぞよろしくお願い致します。

 
東京サポート本部 佐々木

宮城県石巻市北上町, 復興の様子 | 9:08 PM

北上町十三浜の株式会社木村水産

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

浜で水揚げされたアワビを選別しているところです。肉厚でイキのいい高品質のアワビを仕入れます。放射能検査をしょっちゅう行なって、安全なものだけを出荷しています。


木村水産様の工場内での選別風景です。 三陸の美味にこだわっています

今回は、北上町の十三浜で事業再開に向けて奔走されている木村水産さまをご紹介します。

北上町の十三浜はリアス式の崖の切り立っている三陸海岸沿いにあります。
日本を代表する三陸わかめの産地で、北上川からの恵みと親潮と黒潮のぶつかりあう海域で育つ魚介類は、ミネラルが豊富で、漁場と養殖業が活発な地域です。

十三浜地区は、北上川河口付近から北にむかって、
追波(おっぱ)、吉浜(よしはま)、月浜(つきはま)、
立神(たてがみ)、長塩谷(ながしおや)、白浜(しらはま)、
小室(こむろ)、大室(おおむろ)、小泊(ことまり)、
相川(あいかわ)、小指(こさし)、大指(おおさし)、
小滝(こたき)という13の集落で構成されています。

このうち漁港があるのは白浜、小室、大室、小泊、相川、小指、大指の8つになります。

ひとつひとつの浜の名前に、荒々しい自然と共に生活して来た人々の歴史と風光明媚な景色を感じます。

特産物のめかぶ、わかめ、牡蠣、アワビ、ウニ、ホヤ、タコ、ホタテ、
べっ甲シジミ、サクラマス、昆布、岩のりなどの養殖場がありましたが、
震災で全壊し、漁船も流され壊滅的な被害を受けました。

約630世帯がありましたが、震災で460家屋が全壊、7割の漁船を失い、
地盤沈下で満潮時には冠水してしまいます。

被災地の水産加工会社さんが事業を再建するためには、仕入れと販売の
タイミングをうまく回すことが大事なので仕入れの資金を調達出来ないと、
事業を始めることができません(終わってしまう、廃業になる)。

自社の販売する魚介類の種類によって収穫できる期間が限られているため、
収穫期に1年分の仕入れをして、美味しく冷凍できる冷凍設備で保存し
注文が入った分を冷凍庫から出して加工し、一年間かけて販売していきます。

そのため、最初の仕入れができなければ、事業の継続が困難になります。

木村水産様は、三陸でとれる高品質のこだわり商品を販売していました。
北上町十三浜の特産品である冬の「あわび」、春から夏の「うに」、これから旬を迎える
「めかぶ」は、日本最高峰の味と品質だということで世界中から注文がきていました。

今年は、震災の影響で漁獲量がいつもの6割以下になると予想されるため、
仕入れの価格も例年より割高になっているそうです。

水産加工は仕入れの金額が大きいので、まとまった資金がないと成り立ちません。

例えば、三陸ではこれから「めかぶ」、「わかめ」のシーズンになりますが、
去年からタネを入れて今月からようやく水揚げが始まります。

獲れるシーズンは、3月と4月のたったの2ヶ月しかないので、この2ヶ月間で
来年までの1年間に販売する量を仕入れて、加工しなくてはなりません。

仕入れた一年分の材料は、貸冷凍庫屋さんにkg単価いくらで蔵代を支払って
保存しますので、仕入れ代の他に1年間保管する蔵代も必要になります。

木村水産様は毎年、大量のめかぶを仕入れて販売してきましたが
このような状況のため、今年は7〜80t仕入れて販売するのが精一杯の目標です。

仕入れに必要な資金は約3,000万円ですが、この資金を銀行から融資を
受けることが出来ませんでした。

津波で冷凍庫の在庫がまるまるダメになったため、資金を津波で失ったと等しい状況でした。

さらに工場の設備の被災も加わり、設備を修理するために一千万円以上の費用が
かかってしまいました。

やっとのことで加工工場の準備を整えたのに、まとまった仕入れの資金が調達出来ず、
第一歩を踏み出せずにいるのです。

すでに各地から何千箱ものご注文が入っているのですが、仕入れ資金がないと
必ず納めますというお約束が出来ないのです。

商品を切らすとお客様は他に行ってしまいますので、なんとしても今までのような
高品質の商品を提供したいと、資金集めに奔走しています。

水産加工会社の方からすると、数千万円という金額は返済出来る金額なのですが、
震災後は銀行は今までのように融資してくれなくなりました。

工場が残っていると「罹災」扱いされないため、国の助成金も受けられず、
なんとか小さな額の仕入れでしのいでいる状況です。

例年どおりの資金があれば、従業員10~15人を雇用でき、地元の漁師さんたちから
買い付けもできるので浜の復興にも繋がりますし、地元の雇用も復活します。

北上町では再開出来たお店がまだありませんので、準備の整っている木村水産様が
再開することができれば、地元の経済を牽引することができるのです。

木村水産様は事業再開の最低ラインの30t(1,000万円)の資金を集めるために、
「セキュリテ被災地応援ファンド」に参加することにしたそうです。
http://oen.securite.jp/

「木村水産めかぶファンド」で現在2,000口(1,000万円分)を募集中です。
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=221

このファンドは半分が寄付、半分が投資ということで、一口1万円 (応援金(寄付)5,000円
+出資金5,000円)から申し込むことができるそうです。
2,000口のうち、全額が木村水産様の仕入れ資金になります(※)。

木村水産様のほかにも、参加されている企業様がいらっしゃいますので、
是非とも東北の企業を応援したい!!という方はぜひホームページを見てみてください。
どうぞよろしくお願い致します。

木村水産様の理念は、国産品にこだわった三陸の美味を全国にお届けすることです。
割高の韓国産や中国産の原料を仕入れるところもありますが、木村さんとしては
断固として三陸の浜にこだわりたいそうです。

地元の浜の産品にこだわることで、漁師さんのお仕事も増えるし、町も復活できるし、
先祖代々お世話になった海で生きることができるからです。
そして、やはり三陸でとれる国産のめかぶ、わかめ、ウニ、あわびは輸入品とは
別格に美味しいので、この味を日本ブランドのためにも引き継いでいきたいのです。
最初の資金さえ万全であれば、どんどん頑張ることができるのです。

この最初の資金のところで協力してくださる銀行、信用金庫、投資家の方々、
支援企業をどうやってみつけたらよいのか悩んでいます。
被災地の他の企業も同じような状況のところばかりです。

このブログをご覧の投資家の方、銀行の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ被災地の企業様へのご支援、ご協力をお願い致します!!

最初の仕入れ資金さえあれば再開できるところが資金融資を待っています!!

十三浜の復興と安心出来る食品を目標にすると、被災地応援ファンドの資金だけでは
とても少な過ぎるので、なんとか仕入れ資金の問題が解決出来るように、祈望でも
支援の呼びかけのお手伝いができればと思っています。

北上町の武山さんは震災前から木村水産の工場長として会社を牽引してきました。
現在、ご自分のお店と掛け持ちで、再開に向けて頑張っています。

●木村水産様では、資金協力だけでなく、ご注文も受付中です。
お問い合せはこちらにお願い致します。
___________________________________________
 〒986-0201
 宮城県石巻市北上町十三浜字大指93-1
 株式会社 木村水産
 電話:0225-66-2255
 FAX:0225-66-2322
 インターネット環境はありませんので、ご注文はFAXでお送りください。

 お振込先
【銀行口座番号】七十七銀行 飯野川支店(普)0005959
___________________________________________

震災前につくった木村水産様の商品パンフレットです。お値段は直接お問い合せください。

震災前に制作したパンフレット


※…被災地応援ファンドは集めた資金全額を事業者様にお渡しするのですが、うち半分は
返済義務の無い寄付金として、残り半分を事業の状況に応じて分配を受けられる出資金として
お渡しされるということです。

 
東京サポート本部 佐々木

2月23日に十三浜の説明を追加しました。

2月29日に「被災地応援ファンド」の説明を修正しました。


宮城県石巻市北上町, 支援活動 | 11:04 PM

お問い合せ窓口 TEAM 祈望(きぼう)事務局:mailでのお問い合せはこちらから