活動報告

震災からもうすぐ2年

支援者の皆様こんにちは
いつも温かいご支援ありがとうございます。
東京サポート本部の佐々木です。

明日で東日本大震災から2年目を迎えます。
震災から2年経過した現在、「きぼう」で支援している被災地への他の支援団体からの支援はほとんどなくなったということで、全国の皆様から継続してお心のこもったご支援ををいただけることを、被災地一同、祈望一同、感謝申し上げます。

いただいた物資は、本当にひとつひとつ有り難く、大事に頂いているそうです。
昨年も大事に頂いていたそうですが、今年はさらに貴重品となっており本当に有り難いことですと、おっしゃっていました。

被災地では、昨年よりさらに厳しい生活状況になってきている地域もあるということです。

再建できたお店や工場が少ないため雇用が生まれにくくなっており、地元で生活できないため、故郷から出て行く方が増えているからです。

復興には地元商店の再開とインフラ整備が重要となっておりますが、県外からの大手ゼネコンの参入が足かせになり、地元の業者さんにお仕事が回って来ないという状況が続いています。日本以外の国の業者さんも混じっているらしく、地元の業者さんからは、本当に復興させたいと考えているのなら、なぜ地元の企業に仕事をさせないのかと疑問の声が上がっています。

地元の企業様は厳しい経営の中、がれき拾いなど、高齢者や一般の方々でもできる軽作業のお仕事を用意して、雇用を続けてきました。国や役所がそのような予算を出せないということで、地元の企業様がやってきたのです。しかし、今年になって簡単なお仕事が少なくなり雇用する事が難しくなって来ていて、来月からは解雇しなくてはならない厳しい状況なのだそうです。

昨年の復興予算の使い道が酷いことになっていましたが、その陰では地元では大変な状況になっています。

そうした今後どうなるかという不安のある中、それでも、被災地の皆さんは明るく前向きに頑張っていらっしゃいます。

今回山本様はじめ支援者の方から、割り箸やお盆をご支援いただいた、南三陸町の復興商店街
「南三陸さんさん商店街」で営業を再開された「松原食堂さま」をご紹介します。

南三陸町松原食堂のおかあさんです


松原食堂店内にて


昨年の2月25日にオープンした、南三陸町の復興商店街で営業中です(この復興商店街もオープン当初は県外からのお客様が貸し切りバスなどで団体でお越しくださったり、支援団体の皆様で賑わっていましたが、徐々にお客様が途絶え、昨年から商店街全体で厳しい営業が続いているそうです。
家賃や光熱費も普通にかかってきますので、経営が厳しくて撤退される商店もあるとのことです。地元の仕事が少ないため町を出ざるをえないご家族も多く、人口の減少が進行しています。今後、どのように営業を続けて行くかが課題となっています)

ご支援いただきました山本様はじめ支援者の皆様、誠にありがとうございました。

松原食堂の奥さまから御礼のメッセージとお写真をいただいています。
南三陸町にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

南三陸町の復興商店街「南三陸さんさん商店街」
宮城県本吉郡南三陸町志津川御前下59-1
http://www.sansan-minamisanriku.com/

引き続き、被災地で頑張っている方々への応援どうぞよろしくお願い致します!!

【現在募集中のオフィス支援】

◎松原食堂(南三陸町) 小鉢30個、割り箸(5000本)

◎ガソリンスタンド(北上町) タイヤラック、チェーンソー

◎神割仮設住宅(南三陸町) 大工道具の工具類、草刈り機械

◎地元大工さん(岩手県大槌町)の使う工具類
マキタ製の工具。できれば、電気のない現場でも使用可能なように充電式工具です。
・充電式ピンタッカ×1(14、4V又は18V)
・充電式チップソー切断機×1(14、4V)
・充電式ハンマードリル×1(18V)
・卓上ボール盤×1・工具セット×1

 
東京サポート本部
佐々木

復興の様子, 支援活動 | 11:58 PM

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